2026.09.21 (更新 2026.09.20) · 19分で読める AIツール比較

CodexをMacで使う|どのMacを選び、どこから使うか(Xcode・CLI・デスクトップ)

Codex を Mac で使う話は、「自分の Mac で動くのか」で終わりではありません。動くと分かったあとに残るのは、どの Mac を選び、どこから使い、最初に何を設定するかという実務の問題です。この記事では、2026年9月19日に確認した公式の資料をもとに、その3つを順に整理します。

「動くか」はもう分かった。次は「どれを選び、どこから使うか」

Codex が自分の Mac で動くかどうかは、以前まとめました。判定そのものは短い話なので、そちらはCodexは自分のMacで動くのかに譲ります。この記事は、その先を引き受けます。

先に結論を書きます。Codex を Mac で使うときに効いてくるのは、機種の名前ではなく、メモリの量と「どこから使うか」の2つです。公式の資料は Mac から Codex に触れる面を6つ挙げていて、そのうち1つは Mac にしか存在しません。どれを主に使うかを決めれば、必要な機種の条件も自然に決まります。

たとえるなら、家を選ぶときに延べ床面積だけを見るようなものです。広さ(チップの速さ)も大事ですが、実際の暮らしやすさは、玄関がどこにあり、作業机をどれだけ広げられるかで決まります。Codex の場合、その作業机にあたるのがメモリです。

なお、この記事の価格とラインナップは、すべて2026年9月19日に確認した時点のものです。購入の前には最新の表示を確かめてください。

MacからCodexに触れる6つの入口 公式のCLIドキュメントが挙げる面は6つ。ChatGPTのアプリの中で使うデスクトップアプリ、別の端末から続けるリモート、ブラウザで使うウェブ版、ターミナルで使うCLI、エディタの中で使うIDE拡張、クラウドで走らせるCodexクラウド。IDE拡張の中にXcodeがあり、XcodeはMacにしかない入口である。入口の数え方は資料によって違い、この記事は公式のCLI文書の6つで数えていることを示した図 MacからCodexに触れる6つの入口 出典:OpenAIの公式ドキュメント(2026年9月19日確認) デスクトップアプリ ChatGPTのアプリの中 リモート 別の端末から続ける ウェブ版 ブラウザで使う CLI ターミナルで使う IDE拡張 エディタの中で使う Codexクラウド クラウドで走らせる IDE拡張の中にXcodeがある XcodeはMacにしかない入口 入口の数え方は資料によって違う この記事は公式のCLI文書の6つで数える AI Lab OISHI

この記事を読むとわかること

  • Mac から Codex に触れる6つの入口と、Mac にしかない Xcode の入口
  • 機種を選ぶときの唯一の分かれ道(メモリ8GB固定か、16GB標準か)
  • 公式が示す推奨メモリ8GBと、そこから先を筆者がどう考えているか
  • Intel Mac について「公式が配布しているもの」と「利用者の報告」の違い
  • 最初の設定でつまずく3か所と、Mac だけの Touch ID の使い方

Mac から触れる6つの入口と、Mac にしかない入口

公式の Codex CLI のドキュメントは、Codex に触れる面として、ChatGPT デスクトップアプリ、リモート、ウェブ版の ChatGPT、Codex CLI、Codex の IDE 拡張、Codex クラウドの6つを挙げています。入口は玄関だけではなく、勝手口も窓もある、という状態です。どれか1つを選ぶ話ではなく、場面ごとに使い分けるものだと考えてください。

なお、面の数え方は資料によって違い、ヘルプ側では4つで数えられていることもあります。この記事は上記の CLI ドキュメントに合わせました。

Xcode だけは、Mac にしかない

6つのうち、Mac の利用者にとって特別なのが IDE 拡張です。公式の IDE のドキュメントは、Visual Studio Code とその互換エディタが Codex の拡張機能を使うのに対して、Xcode と JetBrains の IDE はそれぞれ独自の統合を備えていると書いています。そして Xcode については、コーディングアシスタントを開き、新しいチャットを始め、エージェントとして Codex を選ぶ、と手順まで案内しています。

Xcode は Mac にしか存在しません。つまりこれは、Mac という建物にしか付いていない専用の入り口です。iPhone や iPad 向けのアプリを社内で作っている会社にとっては、ここが最短の経路になります。同じページには Visual Studio Code や Cursor など6つの IDE が並んでいます。

ただし、この対応が「いつから」始まったのかは変更履歴をたどっても特定できませんでした。「新しく対応した」とは書かず、「対応している」とだけ書きます。

入口ごとの向き不向き

入口の違いは、そのまま使う場面の違いになります(横にスクロールできます)。

入口 向いている場面 Mac での補足
デスクトップアプリ ChatGPT を開いたまま、同じ画面で作業を頼みたいとき 従来のアプリは ChatGPT Classic に改称。Codex は新しいアプリ側
CLI 手元のフォルダを直接触らせたいとき、自動化に組み込みたいとき Homebrew での導入が案内されている。Intel 向けのバイナリも配布
IDE 拡張 エディタから離れずに、書きながら相談したいとき Xcode は独自の統合を持つ。Mac 専用の入口
ウェブ版 何も入れずに試したいとき、共有の端末から触るとき 機種の条件がいちばん軽い。古い Mac の逃げ道になる
リモート/クラウド 外出先から続きを見たいとき、重い処理を手元から離したいとき 手元の機種の性能に左右されにくい

この表の見方はひとつです。手元の Mac が非力なら、非力さが響かない入口を選べばよい。ウェブ版とクラウドが、その逃げ道になります。

どの Mac を選ぶか|決め手はメモリ

ここからは、新しく買う場合の話です。Mac のラインナップ全体の比較はMacBook Pro M5・Air M5の選び方で扱っているので、この記事では AI の道具を使うときに効く条件だけに絞ります。

結論から言うと、分かれ道は1つです。メモリが8GBで固定されている機種か、16GBが標準の機種か。チップの世代でも画面の大きさでもありません。

機種選びの分かれ道はメモリ 左はメモリ8GBで固定される機種。MacBook NeoはA18 Proチップでメモリ8GB、増設の選択肢がなく、119800円から。いちばん安いが後から増やせない。右はメモリ16GBが標準の機種。MacBook AirとPro、Mac miniのM6構成で、24GBや32GBも選べる。Mac miniは149800円から。Mac miniとMac Studioは2026年9月19日に確認した時点では予約注文の表示。公式の推奨メモリは8GB、最小は4GBで、8GB固定の機種は後から増やせないことを示した図。価格と在庫は2026年9月19日に確認した時点のもの 機種選びの分かれ道はメモリ 出典:Apple公式のスペック・購入ページ(2026年9月19日確認) メモリ8GBで固定 MacBook Neo A18 Pro・8GB 増設の選択肢なし 119,800円から 2026年9月19日に 確認した時点の価格 いちばん安い 後から増やせない メモリ16GBが標準 MacBook Air / Pro Mac mini(M6) 24GB・32GBも選べる 149,800円から Mac miniとMac Studioは 9月19日時点で予約注文 価格は上がるが 注文時に増やせる 公式の推奨メモリは8GB・最小4GB 8GB固定の機種は、後から増やせない 価格・在庫は2026年9月19日に確認した時点 AI Lab OISHI

8GB 固定の機種と、16GB 標準の機種

Apple の公式スペックページによれば、MacBook Neo は A18 Pro チップを積み、ユニファイドメモリは8GBで、構成を変える選択肢がありません。価格は2026年9月19日に確認した時点で119,800円からです。いちばん手が届きやすい Mac ですが、メモリだけは後から足せません。

一方、MacBook Air、M5 の MacBook Pro、M6 の Mac mini は、いずれも16GBが標準で、24GB や32GB を選べます。Mac mini は2026年9月19日に確認した時点で149,800円からでした。ラインナップの世代がそろっていない点も覚えておくとよいでしょう。Mac mini はすでに M6 世代で、MacBook 系はまだ M5 世代です。

なお、Mac mini と Mac Studio は、2026年9月19日に確認した時点では「予約注文」の表示でした。この記事が公開されるころには通常の販売に切り替わっている可能性があります。購入の前に Apple のページで現在の表示を確かめてください。

メモリは「作業机の広さ」にあたる

メモリは、作業机の広さのようなものです。チップの速さが「手の速さ」だとすれば、メモリは「同時に何枚の書類を広げておけるか」です。AI の道具を使う仕事では、エディタ、ブラウザのタブ、ターミナル、資料の PDF が同時に開きっぱなしになります。机が狭いと、1枚出すたびに別の1枚をしまうことになり、手の速さは活きません。

公式の推奨メモリは8GB|8GB固定の機種の落とし穴

公式の数字は、少し奥まった場所にあります。OpenAI は公式リポジトリの導入ドキュメントにある「システム要件」の表で、RAM は最小4GB・推奨8GB、対応 OS は macOS 12以上と示しています。ただしこれは Codex CLI 単体を動かすための最低線です。

どこまでが公式の数字なのかを確かめるため、筆者は次の5系統を当たりました。

数字が出てくるのは、このうち2か所だけでした。メモリと対応 OS は、先ほどの導入ドキュメントの表。最低の macOS バージョンは、ヘルプの ChatGPT macOS アプリのダウンロード案内にも「macOS 14、および Apple Silicon(M1 以降)または Intel プロセッサ」と書かれています。一方、ストレージ容量と Node.js のバージョンは、5つのいずれにもありませんでした。npm での導入方法は案内されているのに、必要な Node.js のバージョンは書かれていない、という状態です。

そのうえで、公式の8GB より上の、筆者の運用上の目安を書きます。AI の道具をエディタやブラウザと一緒に開いたまま一日を過ごすなら、メモリは16GB を下限に考えておくと安心です。公式の8GB は Codex CLI を動かすための最低線で、同時に何を開くかは別の話だからです。8GB の機種で使えないという話ではありません。ただ、同時に開くものを絞る必要が出てきます。

大事なのは、公式が決めた数字(8GB)と、誰かの経験談(16GB)を分けて扱うことです。前者は「これ以下だと動かない」、後者は「これくらいあると仕事が楽になる」という、性質の違う数字です。

今ある Intel Mac で始められるか

ここは、いちばん分けて書かなければならない話です。Intel Mac については、性質の違う2つの情報が流通しています。一方は公式が現に配布しているもの、もう一方は利用者の報告です。混ぜて読むと、判断を誤ります。

Intel Macは2つに分けて読む 左の実線の枠は公式が配布しているもの。Codex CLIにはx86_64向けのバイナリがあり、READMEにはfor older Mac hardwareという付記がある。ターミナルからは今も使える。右の破線の枠は利用者の報告。かつてデスクトップアプリをIntel Macで開くと起動しないという報告がGitHub Issueに2件あったが、どちらも2026年前半のもので、すでにClosed。2026年4月のリリースでIntel対応が入ったと報じられており、2026年9月にはIntel Mac上でアプリが起動している報告もある。古い報告は当時のものと考えられる。サポート終了の告知は探した範囲では見つからなかった。最後は手元のMacで確かめることを示した図 Intel Macは2つに分けて読む 出典:公式GitHubとGitHub Issue(2026年9月19日確認) 公式が配布している 実線=一次情報 Codex CLI x86_64向けの バイナリがある READMEに古いMac向けと 読める付記がある ターミナルからは 今も使える 利用者の報告 破線=二次情報 デスクトップアプリ かつてはIntelで 起動しないとの報告 GitHub Issue 2件 2026年前半・Closed 2026年4月に 対応済みとの報道 古い報告は、当時のものと考えられる 9月にはIntelで起動している報告もある サポート終了の告知は見つからなかった 最後は手元のMacで確かめてください AI Lab OISHI

公式が配布しているもの|CLI の x86_64 バイナリ

まず事実のほうです。公式の GitHub リポジトリが配布している Codex CLI の成果物には、Apple Silicon 向けの aarch64 のバイナリと並んで、x86_64 つまり Intel Mac 向けのバイナリが含まれています。README には、これが古い Mac のためのものだと読める付記も添えられています。

言い換えれば、ターミナルから Codex を使う道については、Intel Mac を締め出す告知は出ておらず、バイナリが現に配られているということです。

利用者の報告|かつては起動しなかった、という話

もう一方は、性質がまったく違います。公式リポジトリの Issue には、Intel Mac でデスクトップアプリのファイルを開くと禁止のアイコンが出るという報告があり、投稿者は CLI は問題なく動くとも書いています。もう1件は、デスクトップアプリが Apple Silicon にしか対応していないとして Intel 対応を求めたもので、先の1件と重複として閉じられています。

2件とも Closed ですが、そのページ上に OpenAI 側の回答は確認できませんでした。ですから、これは「公式が Intel では使えないと言った」話ではなく、「使えなかったという利用者の報告が2件あり、それが閉じられている」話です。

そして重要なのは、この2件がどちらも2026年前半の報告だということです。9to5Mac は2026年4月16日に、そのときの Codex のリリースが初めて Intel Mac に対応したと報じています。実際、2026年9月3日に起票された別の Issueでは、Intel Mac 上でデスクトップアプリ本体がバージョン番号付きで起動しており、報告されているのは一部の機能の部品が入っていないことです。「Intel ではアプリが起動しない」は、すでに過去の状態と考えられます。

Intel Mac のサポート終了や非推奨についての告知も、先ほどの5系統を探した範囲では見つかりませんでした。むしろ OpenAI のヘルプは、macOS アプリの要件に Intel プロセッサを併記しています。見つからなかったことと、存在しないことは違いますが、少なくとも締め出す方向には動いていません。

実務としての判断はこうなります。Intel Mac が手元にあるなら、デスクトップアプリも CLI も、まず手元で開いて試してみる。合わなければウェブ版に回ればよい、という順番です。Intel Mac での扱いをもう少し丁寧に追った内容は、Codexは自分のMacで動くのかにまとめています。

最初の設定でつまずく3か所

機種と入口が決まったら、次は設定です。公式の資料から読み取れる範囲で、つまずきやすい場所は3つあります。

最初の設定でつまずく3か所 1はサインインの選び方で、初回はSign in with ChatGPTを選ぶ。ほかのサインイン方法も案内されている。2は設定ファイルの古い記述で、ホーム直下のドット codex フォルダのconfig.tomlから、approval_policyのuntrustedという指定を削除する。残っていると起動そのものが失敗する。3はGitのチェックポイントで、作業の前後に作ることが公式に勧められている。元に戻せる状態を先に作っておく。困ったときは実行中のCLIでスラッシュstatusを開いて利用枠を確かめられることを示した図 最初の設定でつまずく3か所 出典:OpenAIのヘルプ・公式ドキュメント(2026年9月19日確認) 1 サインインの選び方 初回は Sign in with ChatGPT を選ぶ ほかの方法も案内されている 2 設定ファイルの古い記述 ~/.codex/config.toml を開いて approval_policy の untrusted を削除 残ると起動そのものが失敗する 3 Gitのチェックポイント 作業の前後に作る(公式の推奨) 元に戻せる状態を先に作っておく 利用枠は実行中のCLIで /status AI Lab OISHI

1|サインインの選び方

公式の CLI ドキュメントによれば、Codex を初めて実行したときに「Sign in with ChatGPT」か、ほかの利用できるサインイン方法を選びます。導入そのものは、macOS と Linux 向けのスタンドアロンのインストーラ、npm、Homebrew の3通りが案内されています。

2|設定ファイルに残った古い記述

これが、いちばん気づきにくい落とし穴です。OpenAI のヘルプによれば、Codex CLI 0.149.0 以降、デスクトップアプリ 26.818.31338 以降、VS Code 拡張機能 26.818.31338 以降では、approval_policyuntrusted を指定する書き方がサポートされなくなりました。この記述が残っていると、動作が変わるのではなく、起動そのものが失敗します。

macOS での直し方も明記されています。~/.codex/config.toml を開いて、該当する行を削除します。安全側の設定を保ちたい場合の代替として、sandbox_moderead-onlyapproval_policyon-request が案内されています。なお、プロジェクト単位の trust_leveluntrusted は別物で、引き続きサポートされます。

設定ファイルは、住所録に残った古い電話番号のようなものです。普段は目に入りませんが、いざかけたときに初めて、つながらないと気づきます。更新したとたんに起動しなくなったら、まずここを疑ってください。

3|Git のチェックポイントを先に作る

公式の IDE ドキュメントは、作業の前と後に Git のチェックポイントを作り、変更を元に戻せるようにしておくことを勧めています。AI に手元のファイルを触らせる以上、これは設定というより作法です。

ちょうど、登山で進む前にロープを岩へ固定するように、です。落ちないつもりで登るのではなく、落ちても戻れる状態を先に作る。この一手間があるかどうかで、AI に任せられる範囲が変わります。

複数の AI の道具を組み合わせて使う場合の手順は、Claude Code × Codexプラグイン完全ガイドで扱っています。

Mac だけの新しい守り方|Touch ID で MCP を確かめる

2026年9月17日の Codex CLI 0.155.0 で、Mac の利用者にとって意味のある変更が入りました。公式の変更履歴には、対応する Mac のローカルの TUI セッションにおいて、MCP のリクエストに Touch ID による確認を加えたと書かれています。

Touch IDでMCPのリクエストを確かめる流れ 1はターミナルでCodexを使う段階で、対象はローカルのTUIセッション。2はMCPの外部ツールに依頼が飛ぶ段階で、MCPとは外部の道具をつなぐ仕組み。3はTouch IDで本人確認を求められる段階で、対応するMacで使える。4は指を当ててその依頼だけを通す段階で、勝手に進まない状態をつくる。Macの指紋認証をAIの外部連携に使うという形であり、変更履歴に書かれた対象は対応するMacのローカルのTUIセッションであることを示した図 Touch IDでMCPを確かめる流れ 出典:OpenAIの変更履歴 2026年9月17日(CLI 0.155.0) 1 ターミナルでCodexを使う 対象はローカルのTUIセッション 2 MCPの外部ツールに依頼が飛ぶ MCP=外部の道具をつなぐ仕組み 3 Touch IDで本人確認を求められる 対応するMacで使える 4 指を当てて、その依頼だけを通す 勝手に進まない状態をつくる 鍵を開けてから、扉を通す Macの指紋認証を外部連携の確認に使う 変更履歴に書かれた対象は、対応するMacの ローカルのTUIセッション AI Lab OISHI

MCP は、AI に外部の道具や情報をつなぐための仕組みです。便利な反面、つないだ先で何が起きるかは見えにくくなります。そこに指紋認証が入ると、いわば、外の道具を呼ぶたびに家の鍵を開けてから来客を通す手順が挟まります。

中小企業の現場で意味があるのは、ここです。AI に任せる範囲が広がるほど、「気づかないうちに何かが実行されていた」という不安が出てきます。指を当てるという動作が挟まれば、少なくとも本人が席にいることは確かめられます。Mac の Touch ID を前提にした対応だという点が、ここでの要です。

変更は頻繁です。使い始めたら、公式の変更履歴を月に一度は見ておくと安心です。

プランの考え方|macOS でのコード編集は全プランで「はい」

「うちのプランで、Mac のコードを触れるのか」。この質問には、はっきりした材料があります。

プランごとにできること 料金ページのプラン比較表では、macOSでのコード編集の行が無料版、Go、Plus、Proのすべてで「はい」になっている。Codexの行は無料版とGoが「上限あり」、Plusが「はい」、Proが「拡張」。macOSでのコード編集は無料版を含む全プランで「はい」である。上限は5時間ごとと週ごとの2つの期間で管理され、料金ドキュメントの数値表には無料版とGoの行がない。月額は無料が0円、Goが1400円、Plusが3000円、Proが16800円から。金額は2026年9月19日に確認した時点のものであることを示した図 プランごとにできること 出典:OpenAIの料金ページ・料金ドキュメント(2026年9月19日確認) 無料 Go Plus Pro macOSでの コード編集 はい はい はい はい Codex の 利用枠 上限あり 上限あり はい 拡張 macOSでのコード編集は 無料版を含む全プランで「はい」 上限は5時間ごとと週ごとの2つ 数値表に無料版とGoの行はない 金額は2026年9月19日に確認した時点 無料 ¥0 / Go ¥1,400 / Plus ¥3,000 / Pro ¥16,800から AI Lab OISHI

OpenAI の料金ページにあるプラン比較表では、「macOS でのコード編集」の行が、無料版を含むすべてのプランで「はい」になっています。一方、Codex そのものの行は、無料版と Go が「上限あり」、Plus が「はい」、Pro が「拡張」です。つまり、Mac 上でコードを触れるかどうかと、どれだけ使えるかは、別の話だということです。

月額は、2026年9月19日に確認した時点で、無料版が0円、Go が1,400円、Plus が3,000円、Pro が16,800円からでした(いずれも日本語表示の税込)。高速道路に例えると、入口と走れる距離の関係です。どのプランでも入口はくぐれますが、走れる距離が違います。

上限は「5時間ごと」と「週ごと」の2つ

OpenAI のヘルプによれば、Codex は他のワークスペース向けの機能と同じ利用枠とクレジットを共有します。上限は5時間ごとと週ごとの2つの期間で管理され、処理の途中で上限に達しても、公正利用の範囲内であれば処理は継続できるとされています。サポートに頼んでも上限はリセットされません。

数値の目安は、公式の料金ドキュメントに載っています。ただし、そこに並ぶ5時間あたりのメッセージ数の表には、Plus 以上の行しかなく、無料版と Go の行はありません。料金ページ側でも、この2つは「上限あり」という表記にとどまっています。つまり、無料版と Go の具体的な数字は、この2つの資料からは読み取れません。

載っている数値も「5〜45」のように幅があります。1回のやり取りで消費される量が内容によって変わるためで、あらかじめ決まった枚数の回数券ではなく、水道の使用量のようなものと考えたほうが実態に合います。使い方の重さで減り方が変わります。

予算の立て方や、クレジットの単価表の読み方は、Codexのクレジット管理で詳しく扱っています。実行中の Codex CLI なら、/status で残りを確かめられます。

仕事での使い分けと、まとめ

ここからは筆者の見解です。Mac で Codex を使うとき、入口を場面で割り振ると、古い Mac でも仕事は回ります。

場面ごとの割り振り

画像の生成のように、開発の作業の中で別の道具を呼ぶ使い方もあります。そのあたりはImageGenとは|Codexで画像を作る仕組みにまとめました。

買い替えを急がなくてよい理由

Codex の処理の多くはクラウド側で行われます。だからこそ、手元の Mac に求められるのは「計算する力」より「待っていられる余裕」です。

裏を返すと、8GB の機種で困るのは Codex そのものではなく、同時に開いている他のものです。まずは開くものを減らして試し、それでも詰まるようなら、次の買い替えでメモリを増やす。この順番なら、判断を誤りません。

まとめ

1|入口は6つ。Xcode だけが Mac 専用 公式の CLI ドキュメントが挙げる6面のうち、Xcode は Mac にしかない入口です。

2|機種の分かれ道はメモリ MacBook Neo は8GB固定で増設の選択肢がなく、Air・Pro・Mac mini は16GBが標準です。

3|公式の推奨メモリは8GB 最小4GB・CLIの対応 OS は macOS 12以上。ただし8GB固定の機種は後から増やせません。

4|Intel Mac は2つに分けて読む CLI は x86_64 のバイナリが配布され、アプリも2026年4月に対応が入ったと報じられています。

5|設定は3か所、守りは Touch ID サインイン、古い approval_policy の削除、Git のチェックポイント。MCP には指紋認証が加わりました。

機種を決めかねているなら、まずウェブ版か CLI で始めてみてください。使う場面がはっきりしてから機材を決めるほうが、機材に合わせて使い方を決めるより、はるかに失敗が少ないはずです。

よくある質問

いま持っている Intel Mac で、Codex を始められますか。

2つに分けて考えてください。1つは公式GitHubのCodex CLIで、配布物にx86_64向けのバイナリがあり、READMEには古いMacのためという付記も添えられています。もう1つはデスクトップアプリで、Intel Macで起動しないという利用者の報告がGitHub Issueに2件ありますが、どちらも2026年前半のもので、すでにClosedです。その後、2026年4月のリリースでIntel対応が入ったと9to5Macが報じており、2026年9月3日に起票された別のIssueでは、Intel Mac上でアプリ本体がバージョン番号付きで起動しています。OpenAIのヘルプもmacOSアプリの要件にIntelプロセッサを併記しています。まずは手元のMacで開いて確かめてください。

Mac を新しく買うなら、メモリは何GB必要ですか。

OpenAIは公式リポジトリの導入ドキュメントにある「システム要件」の表で、RAMは最小4GB・推奨8GB、対応OSはmacOS 12以上と示しています。最低のmacOSバージョンは、ヘルプのmacOSアプリのダウンロード案内にも「macOS 14」とあります。一方、ストレージ容量とNode.jsのバージョンは、筆者が探した5系統のいずれにも記載がありませんでした。そのうえで筆者の運用上の目安を言えば、AIの道具をブラウザやエディタと一緒に開いたままにするなら16GBを下限にしておくと安心です。公式の8GBはCodex CLI単体の最低線で、同時に何を開くかは別の話だからです。MacBook Neoはメモリ8GBで構成変更の選択肢がなく、後から増やせない点だけは先に知っておいてください。

Mac だからこそできることはありますか。

2つあります。1つはXcodeです。公式のIDEドキュメントは、XcodeとJetBrainsのIDEがそれぞれ独自の統合を持つと書き、Xcodeについてはコーディングアシスタントを開いて新しいチャットを始め、エージェントとしてCodexを選ぶ、と案内しています。XcodeはMacにしかないので、この入口はMac専用です。もう1つはTouch IDです。2026年9月17日のCodex CLI 0.155.0で、対応するMacのローカルのTUIセッションにおいて、MCPのリクエストにTouch IDによる確認が加わりました。

更新したら Codex が起動しなくなりました。どこを見ればよいですか。

設定ファイルに残った古い記述を疑ってください。OpenAIのヘルプによれば、Codex CLI 0.149.0以降、デスクトップアプリ26.818.31338以降、VS Code拡張機能26.818.31338以降では、approval_policyのuntrustedという指定がサポートされなくなり、残っていると起動そのものが失敗します。macOSでは~/.codex/config.tomlを開いて該当の行を削除してください。安全側の設定を残したい場合の代替として、sandbox_modeのread-onlyとapproval_policyのon-requestが案内されています。プロジェクト単位のtrust_levelのuntrustedは別物で、引き続きサポートされます。

無料のプランでも、Mac 上でコードを直せますか。

できます。OpenAIの料金ページのプラン比較表では、macOSでのコード編集の行が無料版を含む全プランで「はい」になっています。一方でCodexの行は、無料版とGoが「上限あり」、Plusが「はい」、Proが「拡張」です。上限は5時間ごとと週ごとの2つの期間で管理され、Codexは他のワークスペース向け機能と同じ利用枠を共有します。なお料金ドキュメントの上限の数値表にはPlus以上の行しかなく、無料版とGoの具体的な数値はそこに載っていません。残りの確認は、実行中のCodex CLIなら/statusで行えます。

参照元・出典

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