2026.09.22 (更新 2026.09.21) · 18分で読める AIツール比較

AIに入力した情報はどこに残るのか|30日と5年を分けている、あの日の選択

2025年10月8日。この日を境に、個人向けのClaudeを使い続けるには、ある選択をすることが必要になりました。あとで選ぶこともできましたが、使い続けている以上、どこかの時点で必ず選んでいます。

先に結論をお伝えします。入力した内容がいつまで残るかは、支払っている金額では決まりません。決めているのは、利用者自身の設定と、使っているのが個人向けの製品か法人向けの製品かという区分です。そしてその差は、公式の記述で「30日」と「5年」に分かれています。

選択の結果が「30日」と「5年」を分けている

Anthropicは2025年に消費者向けの規約を更新し、利用者に選択を求めました。公式のお知らせにはこう書かれています。

You have until October 8, 2025 to make your selection.

そして期日が来たあとの扱いも書かれています。

Once October 8 arrives, you’ll need to select your preference to continue using Claude.

「10月8日が来たあとは、使い続けるために自分の設定を選ぶ必要がある」。その場で決めずに先送りすることもできましたが、使い続けている限り、どこかの時点で必ず選んでいます。

なお、この更新は個人向けの製品についてのものです。公式は適用外をこう書いています。

These updates apply to users on our Claude Free, Pro, and Max plans, including when they use Claude Code from accounts associated with those plans. They do not apply to services under our Commercial Terms, including Claude for Work, Claude for Government, Claude for Education, or API use, including via third parties such as Amazon Bedrock and Google Cloud’s Vertex AI.

法人向けの契約は、この選択の対象外です。この区別が、あとで出てくる「分かれ目は料金ではない」という話につながります。

では、選択の結果で何が変わるのか。公式に明記されています。

選んだ内容 保持される期間 公式の記述
利用を許可した 5年 extending data retention to five years
許可しなかった 30日 you’ll continue with our existing 30-day data retention period

2026年8月29日時点のAnthropic公式の記載にもとづく

30日か、5年か。同じ画面に同じ内容を入力しても、この設定ひとつで扱いが変わります。

ここで問題になるのは、ほとんどの人が、自分が何を選んだかを覚えていないことです。選択を求める画面は業務の途中で現れます。急いでいる時に出てきた確認画面を、内容を吟味して選んだ記憶がある方は、そう多くないはずです。

いわば、入社時に一度だけ記入した書類の控えのようなものです。署名した覚えはあるが、何に同意したかは覚えていない。そして、その内容はいまも効いています。

同じ入力でも、扱いが分かれる 許可しなかった 30日 従来どおりの 保持期間 許可した 5年 訓練の工程内に 匿名化して保持 決めているのは料金ではなく、本人の設定 まず自分がどちらか確かめる
同じ内容を入力しても、設定によって残る長さが変わる

削除は2段階になっている

「消したから大丈夫」と考えている方に、まず知っておいていただきたいことがあります。削除は1回では終わりません。

公式のプライバシーセンターは、削除した会話についてこう書いています。

Removed from your chat history immediately / Deleted from our back-end storage systems within 30 days

履歴からは即座に消えます。ただし、社内の保管システムから消えるまでには30日以内かかります。

この2段階は、実務では重要な意味を持ちます。画面から見えなくなった時点では、まだ保管場所に残っています。削除ボタンを押した直後に「これでもう存在しない」と考えるのは、正確ではありません。

紙の書類をシュレッダーにかけるのとは違います。あちらは物理的に元に戻せませんが、こちらはまず机の上から片付けられ、それから倉庫の在庫が処分されるという順序です。片付いた時点と、無くなった時点が違います。

この30日という数字は、あとで出てくる法人プランの設定とも関係してきます。覚えておいてください。

オフにすると、どこまで外れるのか

ここが、この記事で最もお伝えしたい部分です。

訓練への利用をオフに切り替えれば、それ以降の会話は使われなくなります。公式ヘルプにそう書かれています。ところが同じページに、こう続きます。

Your data will still be included in model training that has already started and in models that have already been trained, but we will stop using your previously stored chats and coding sessions in future model training runs.

「すでに始まっている訓練と、すでに訓練が終わったモデルには、あなたのデータは含まれたままになる。ただし、以前に保存されたやりとりを、今後の訓練で使うことはやめる」。

この一文は、前半と後半で意味がはっきり分かれています。読み違えると、設定を実際より効かないものだと思い込むことになります。

オフにすると どうなるか
これから入れるもの 訓練に使われない
すでに保存されている過去の会話 今後の訓練からは外れる
すでに始まっている訓練 含まれたまま
すでに訓練が終わったモデル 含まれたまま

2026年8月29日時点のAnthropic公式ヘルプの記載にもとづく

つまり、オフにする操作は思ったより広く効きます。これから入れるものだけでなく、すでに保存されている過去のやりとりも、今後の訓練からは外れます。

戻せないのは、すでに動き出した訓練と、すでに出来上がったモデルに入った分だけです。いわば、印刷が終わった本の中身は直せないが、次の版の原稿からは外せる、というようなものです。

もうひとつ、同じページに例外が書かれています。

If our safety classifiers flag your conversations, they may still be used to improve our internal trust and safety models, detect harmful content, enforce our policies, or advance our safety research.

安全性を判定する仕組みが会話に印を付けた場合、オフにしていても、社内の安全性向上のために使われることがある、という記述です。

ここまでを合わせると、設定の意味がはっきりします。オフにする操作は、これから入れるものと、すでに保存されている過去のやりとりの両方を、今後の訓練から外します。ただし、すでに出来上がったものを作り直させる機能ではありません。

オフにすると、どこまで外れるか 今後の訓練から 外れる これから入れるもの 保存済みの 過去の会話も そのまま残る すでに始まった訓練 訓練済みのモデル 作り直させる機能はない オフは思ったより広く効く 過去の会話も、今後の訓練からは外れる
残るのは、すでに出来上がった分だけ。保存済みの会話は今後の訓練から外れる

それでも、確認は早いほど得です。オフにするまでの間に始まった訓練や、その間に出来上がったモデルに入った分は、あとから外せないからです。

誰が見られるのか

期間の次に気になるのが、その間に誰の目に触れるのかだと思います。ここも公式に記載があります。

機微な情報の扱いについての公式ヘルプは、3つの仕組みを挙げています。

Access is limited to a small number of personnel involved in model training.

「アクセスは、モデルの訓練に関わる少人数に限られる」。誰でも見られるわけではない、という記述です。

We automatically de-link your data from your user ID (like your email address) before any review.

「レビューの前に、データを利用者のID(メールアドレスなど)から自動的に切り離す」。内容と、誰が入力したかが結びつかない形にする、ということです。

We will use tools and processes derived from our work on privacy-preserving analysis tools to filter or obfuscate sensitive data.

「機微なデータを絞り込む、あるいは分かりにくくする仕組みを使う」。

この3つは、実務では安心材料であると同時に、限界の説明でもあります。

見られ方には仕組みがある アクセスは少人数に限られる 訓練に関わる担当者のみ IDから切り離す メールアドレスと内容を結びつけない 機微な内容をぼかす 絞り込む、または分かりにくくする 裏を返せば、内容そのものは残る 誰が書いたかは切り離されるが、書いた中身は消えない
守られているのは「誰が書いたか」。「何を書いたか」は残る

切り離されるのは、内容と利用者の結びつきです。内容そのものではありません。メールアドレスと切り離されても、文面に取引先の社名が書いてあれば、その社名は文面に残ります。

宅配便の送り状を剥がすようなものです。誰が送ったかは分からなくなりますが、箱の中身は入ったままです。

だからこそ公式も、利用者側に注意を促しています。同じページは、金融に関する情報(社会保障番号、クレジットカード、銀行口座の情報)、健康に関する記録、パスワード、機密の文書を共有することについて慎重であるよう推奨しています。

この一覧は、そのまま社内ルールの土台に使えます。公式が名指しで挙げているものなので、社内で「なぜこれが駄目なのか」を説明する手間が省けます。

分かれ目は料金ではない

「有料プランにしているから、うちの情報は訓練には使われていないはずだ」。この理解は、残念ながら正確ではありません。

公式のプライバシーセンターは、法人向けの製品についてこう書いています。

By default, we will not use your inputs or outputs from our commercial products (e.g. Claude for Work, Anthropic API, Claude Gov, etc.) to train our models.

「法人向けの製品については、デフォルトで訓練に使わない」。ここで挙げられているのは Claude for Work や Anthropic API といった製品です。

一方、個人向けの Free・Pro・Max については、別のページにこう書かれています。

You choose to allow us to use your chats and coding sessions to improve Claude

「あなたが、自分の会話やコーディングのやりとりを改善に使うことを許可するかどうかを選ぶ」。つまり本人の選択で決まります。先ほどの2025年10月8日の話が、まさにこれです。

つまり分かれ目は、支払っている金額の多寡ではありません。個人向けの製品か、法人向けの製品か、という区分です。

ここが実務で効いてきます。中小企業が「とりあえず有料プランを人数分」という形で契約している場合、それは個人向けの製品を人数分持っている状態であって、法人向けの契約とは扱いが違います。

携帯電話の契約に似ています。個人名義の回線を社員の人数分そろえるのと、法人契約を結ぶのとでは、月々の支払いが同じくらいでも、管理できる範囲がまったく違います。

ただし、法人向けにも例外があると明記されています。

If you explicitly report feedback or bugs to us (e.g. via our thumbs up/down feedback button), or otherwise choose to allow us to use your data, then we may use your chats and coding sessions to train our models.

親指の上下ボタンなどで内容を明示的に送った場合は、法人向けでも訓練に使われうるということです。良かれと思って押した評価ボタンが、その会話を送る操作になっている場合があります。

なお、契約の種類ごとに「学習に使われるかどうか」を確かめる手順は、その設定、本当に学習に使われていませんかで扱っています。設定の場所や、30日と5年という期間の違いは、そちらでも扱っています。本記事はそこに、削除したあと何がどこまで残るか、誰が見るのか、規約に触れた場合はどうなるか、そして組織として保持期間を決められるのかという4点を足しています。

設定画面のどこを見るか

では、自分がどちらを選んだのかをどう確かめるか。公式ヘルプが手順を示しています。

パソコン・ブラウザの場合

手順 操作
1 設定メニューから自分の名前を選び、ドロップダウンを開く
2 Settings を選ぶ
3 Privacy を選ぶ
4 「Help Improve our AI models」の下のボタンで、オンとオフを切り替える

2026年8月29日時点のAnthropic公式ヘルプの記載にもとづく

スマートフォンの場合

流れは同じです。名前 → Settings → Privacy と進み、「Help Improve our AI models」のボタンで切り替えます。

ここで見るべきは、オンかオフかという状態そのものです。覚えているかどうかは関係ありません。画面が答えを持っています。

この確認は数十秒で終わります。そして前章のとおり、オフにすれば保存済みの会話も今後の訓練から外れます。早く確認するほど、外せる範囲が広くなります。

確認は4手順で終わる 1 自分の名前を選ぶ 2 Settings を選ぶ 3 Privacy を選ぶ 4 Help Improve our AI models この項目のオン・オフを見る
公式ヘルプに記載された手順。数十秒で確認できる

なお、ここで挙げたのは1つの製品での操作です。他のサービスにも同種の設定がありますが、画面の名称や場所は各社で異なります。契約している法人プランごとに管理できる範囲も変わるため、この点は生成AIセキュリティ比較で扱っています。

法人プランでは、保持期間そのものを決められる

ここまでは、利用者一人ひとりの設定の話でした。組織として管理する方法も用意されています。

管理者向けの公式ヘルプによると、設定の場所は「Organization settings」の中の「Data and Privacy」です。ここで保持期間そのものを指定できます。

項目 公式の記載
画面の場所 Organization settings > Data and Privacy
最小の期間 30日(1か月は30日として数える)
対象 Enterpriseプランの利用者
期限が切れると プロジェクト内のものを含め、会話とその中の生成物が削除される

2026年8月29日時点のAnthropic公式ヘルプの記載にもとづく

この機能はEnterpriseプランが対象だと明記されています。個人向けのプランや他の法人プランには、この管理者設定はありません。

ここで前章と合わせると、組織の情報を扱う体制には3つの段階があることが見えてきます。

1つ目は、個人向けのプランを各自が使っている状態。各自の設定に依存し、会社としては把握できません。2つ目は、法人向けの製品を契約している状態。デフォルトで訓練には使われません。3つ目は、Enterpriseで保持期間まで指定している状態。いつ消えるかを会社が決められます。

賃貸と持ち家の違いのようなものです。どちらでも住めますが、壁に穴を開けてよいかを自分で決められるかどうかが違います。

どの段階を選ぶかは、扱う情報の性質と予算で決まります。全社のルール作りについては、生成AIの社内ガイドライン作成ガイドで全体の設計を扱っています。

規約に反した場合は別の期間になる

もうひとつ、知っておく価値のある記述があります。利用規約に反する使い方をした場合、保持期間が変わります。

公式のプライバシーセンターにはこう書かれています。

retain inputs and outputs for up to 2 years and trust and safety classification scores for up to 7 years

入力と出力を最大2年、安全性の判定スコアを最大7年。先ほどの30日や5年とは、別の枠組みです。

これは「悪意を持って使った人の話」に見えますが、実務では別の読み方ができます。社員が意図せず規約に触れる使い方をした場合も、この枠に入りうるということです。

だからこそ、何を入力してよいかを事前に決めておくことに意味があります。設定を正しくしても、扱う内容そのものを間違えれば、別の期間が適用されます。

あわせて、フィードバックの送信についても記載があります。

retain data associated with that submission for 5 years

フィードバックを送った場合、その送信に関わるデータは5年間保持される。先ほどの「評価ボタンは例外になる」という記述と、同じ方向を向いています。

ここまでの数字を並べると、保持期間は1つではなく、何をしたかによって別々に決まることが見えてきます。通常の会話は設定次第で30日か5年。フィードバックを送れば5年。規約に触れれば2年と7年。

社内で「AIに入れた情報は◯日で消えます」と一律に説明するのは、この構造に合いません。正確に伝えるなら、「何をしたかによって変わる。だから、消えることを前提にしない」という言い方になります。

では、何を入力してよいのか

ここまで期間の話をしてきましたが、実務で本当に必要なのは「何を入れるか」の線引きです。

考え方は単純にできます。設定がどうであれ、入力した内容は一定期間どこかに保管されます。ならば判断基準は1つです。

「この内容が、数年後に社外にあっても困らないか」。

困るなら入れない。困らないなら入れてよい。この基準なら、設定の細かい違いを社員全員が理解していなくても運用できます。

実務では、次のような線引きが現実的です。

扱い 内容の例
入れてよい 公開済みの資料、一般的な相談、社名や個人名を外した状況説明
加工して入れる 取引先名を伏せた契約書の文面、金額を丸めた見積の相談
入れない 顧客の個人情報、認証情報、未公開の価格や原価、係争中の案件

真ん中の「加工して入れる」が実務では効きます。禁止だけを並べると、現場は使うのをやめるか、隠れて使うようになります。使い道を残しながら危険を下げる形にしておくほうが、結果的に守られます。

把握されていない利用が社内に広がると、そもそもこの線引き自体が機能しません。その状態への対処はシャドーAI対策ガイドで扱っています。

社員に伝えるときの言い方

ここまでの内容を社内で共有するとき、保持期間の数字から入らないことをおすすめします。30日と5年という数字は、聞いた側には「どちらでも遠い未来」に感じられ、行動が変わりません。

効くのは、「入れたものは、しばらく残る。だから入れる前に決める」という一文です。期間が何日かではなく、取り消せないという性質のほうが行動を変えます。

そのうえで、前章の表のような具体例を数個だけ示します。禁止事項を網羅した一覧より、「これは入れない」「これは社名を伏せて入れる」という例が3つ4つあるほうが、現場では使われます。

交通ルールを覚えるのに、道路交通法の条文から読む人がいないのと同じです。実際に必要なのは、赤信号で止まる、という具体的な動作のほうです。

明日から始める3つの手順

ここまでを、実行できる形にまとめます。

明日から始める3つ 1 設定を見る 名前→Settings →Privacy 2 契約を確かめる 個人向けか 法人向けか 3 線を決める 数年後に外に あって困るか 1番目は数十秒。今日できる 早いほど、外せる範囲が広くなる
1番目が最優先。いま確認するほど、外せる範囲が広くなる

1つ目は、いますぐできます。数十秒の確認で、自分がどちらの扱いになっているかが分かります。

2つ目は、契約書か請求書を見れば分かります。個人向けのプランを人数分そろえているのか、法人向けの契約なのか。ここが訓練利用の分かれ目でした。

3つ目が、いちばん長く効きます。「数年後に社外にあっても困らないか」という基準を1つ共有するだけで、設定の細部を全員が覚えていなくても運用できます。

まとめ|消えたかどうかではなく、どこに残るか

整理します。入力した内容がいつまで残るかは、2025年10月8日までに各自が済ませた選択と、使っている製品が個人向けか法人向けかで決まります。公式の記述では、その差は30日と5年です。

そして削除は2段階で、画面から消えた時点ではまだ保管場所に残っています。設定をオフに切り替えると、これから入れるものだけでなくすでに保存されている過去の会話も、今後の訓練からは外れます。ただし、すでに始まった訓練と訓練済みのモデルに入った分は残ると明記されています。

私たちが実務で大事だと考えているのは、「消えるかどうか」を気にしすぎないことです。消えるまでの時間は製品ごとに違い、変わりもします。それより、入れる時点で線を引くほうが確実です。

設定の確認は数十秒で終わり、しかも早いほど得です。オフにすれば保存済みの会話も今後の訓練から外れますが、確認までの間に始まった訓練や、その間に出来上がったモデルに入った分は外せないからです。今日この記事を読み終えたあと、そのまま設定画面を開いていただくのが、いちばん無駄がありません。

自社の契約形態と扱う情報から、どこまで手を打つべきか迷われている場合は、無料相談でも承っています。

よくある質問

会話を削除すれば、入力した内容は消えますか?

消え方が2段階に分かれています。Anthropicの公式説明によると、削除した会話は履歴から即座に消え、そのうえで社内の保管システムから30日以内に削除されます。つまり画面から見えなくなった時点では、まだ保管場所には残っているということです。これとは別に、訓練への利用を許可している場合について、公式は匿名化した形式で最大5年間、訓練の工程内に保持すると書いています。なお、訓練への利用をあとからオフに切り替えた場合、公式は、すでに保存されている過去のやりとりも今後の訓練では使わなくなると書いています。ただし、すでに始まっている訓練とすでに訓練が終わったモデルに入った分は残ると明記されています(2026年8月29日時点の公開情報)。

有料プランにすれば、入力内容は訓練に使われませんか?

金額では決まりません。Anthropicの公式説明では、Free・Pro・Maxという個人向けの製品は、利用者本人がどちらを選んだかによって扱いが変わります。一方で法人向けの製品については「By default, we will not use your inputs or outputs from our commercial products」と書かれており、Claude for WorkやAnthropic APIなどはデフォルトで訓練に使われません。分かれ目は料金の高さではなく、個人向けの製品か法人向けの製品かという区分です。中小企業が有料プランを人数分契約している場合、それは個人向けの製品を人数分持っている状態であり、法人向けの契約とは扱いが異なります。ただし法人向けでも、フィードバック機能で内容を明示的に送った場合は例外になると公式に書かれています(2026年8月29日時点の公開情報)。

設定画面のどこを見ればいいですか?

Claudeの場合、公式ヘルプが手順を示しています。パソコンやブラウザでは、設定メニューから自分の名前を選んでドロップダウンを開き、Settingsを選び、そのなかのPrivacyを選びます。そこにある「Help Improve our AI models」という項目のボタンで、オンとオフを切り替えます。スマートフォンでも、名前からSettings、Privacyと進む同じ流れです。Enterpriseプランでは管理者向けに別の設定があり、Organization settingsのData and Privacyで保持期間そのものを指定できます。公式によれば最小の保持期間は30日で、期間が切れるとプロジェクト内のものを含めて会話が削除されます。この管理者設定はEnterpriseプランの利用者が対象だと明記されています(2026年8月29日時点の公開情報)。

参考にした情報

本記事は2026年8月29日時点で公開されている情報にもとづいています。各社の仕様や保持期間は更新される場合があるため、運用の判断前に最新の記載をご確認ください。設定画面の項目名は変更されることがあります。

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