2026.08.29 · 19分で読める

Codexは自分のMacで動くのか|対応環境とIntel Macの扱いを初心者向けに

「Codexという名前は知っている。試してみたい。ただ、うちのMacで動くのかどうかが分からない」。生成AIの開発支援ツールに触れようとしたとき、機能の良し悪しよりも手前にあるこの一点で止まってしまうことがあります。

結論から書くと、その確認は公式に一行で書かれています。ChatGPTのmacOSアプリのシステム要件は「macOS 14、および Apple Silicon(M1 以降)または Intel プロセッサ」。日本語ページも英語ページも同じ表記です。ここに当てはまれば、Intel Macも対象の中に入っています。

この記事は、その一行を起点に「自分の環境で動くのか」だけを扱います。何ができるかという機能の紹介や、費用の損得計算はしません。根拠は2026年8月23日時点の公開情報、つまりOpenAIの公式ヘルプとドキュメントの記載だけを使い、書かれていないことは「書かれていない」とそのまま書きます。

先に、3つの問いに短く答えます

問1「うちのMacで動くのか」|条件はmacOS 14と、Apple Silicon(M1 以降)またはIntelプロセッサです。

問2「何を許可させられるのか」|権限が必要と書かれているのは、画面を操作させる機能とアプリ連携の機能を使うときです。

問3「どれくらい使えるのか」|プランごとに上限があり、目安の数値は公式の料金ページに出ています。この記事では扱いません。

まず結論|どのMacなら動くのか

CodexはChatGPTのデスクトップアプリの中から使えます。そのため「Codexが動くMacかどうか」は、まずChatGPTのmacOSアプリのシステム要件を見ることになります。OpenAIの公式ヘルプ「ChatGPT macOS アプリのダウンロード」には、次のように書かれています。

システム要件:macOS 14、および Apple Silicon(M1 以降)または Intel プロセッサ

短い一行ですが、条件は2つに分かれています。ひとつはOSのバージョン、もうひとつはMacの中に入っているチップの種類です。たとえるなら、家電の箱の裏にある対応機種一覧のようなもので、見るべき欄はいつも決まっています。

ChatGPT macOSアプリの公式システム要件 公式のシステム要件はmacOS 14と、Apple Silicon(M1 以降)またはIntelプロセッサの一行だけであり、チップはApple SiliconとIntelのどちらでも対象として書かれていること、OSとチップの2つが当てはまれば公式の要件の中に入ることを示した図 公式が示している条件は、この一行だけ 公式ヘルプの記載(原文) システム要件:macOS 14、および Apple Silicon(M1 以降)または Intel プロセッサ macOS 14 記載あり Apple Silicon(M1 以降) 記載あり どちらか一方で構いません Intel プロセッサ 記載あり OSとチップの2つが当てはまれば 公式の要件の中に入ります 2026年8月23日時点のOpenAI公式ヘルプの記載 AI Lab OISHI

自分のMacのOSとチップを確かめる

どちらも同じ画面で分かります。画面左上のAppleメニューから「このMacについて」を開くと、macOSのバージョンと、チップまたはプロセッサの名前が並んで表示されます。表示が「Apple M1」のように始まっていればApple Silicon、「Intel Core」のように始まっていればIntelプロセッサです。この2つを控えておけば、公式ページとの照合は一度で済みます。

ここで注意したいのが、公式に書かれているのは「macOS 14」という表記そのものだという点です。解説記事では「macOS 14以降」と書かれていることがありますが、OpenAIの公式ページに「以降」「以上」という語は付いていません。この記事でも足さず、公式どおりに書きます。先ほど控えたバージョンとチップを、この一行と並べてご確認ください。

チップの見分けがつかなくても進める

公式ヘルプによれば、ダウンロードページは開いているMacがApple SiliconかIntelプロセッサかを判別して、適切なインストーラーを提供するとされています。利用者が自分で選び分ける必要はなく、判別する仕事は向こう側にあります。

Intel Macを使っている場合はどうなるのか

答えははっきりしていて、Intelプロセッサは公式のシステム要件に並べて書かれています。「Apple Silicon(M1 以降)または Intel プロセッサ」という書き方で、どちらかを満たせばよい形です。英語版の原文も「Apple Silicon (M1 or better) or an Intel processor」で、日本語版と食い違いはありません。

「新しいAIの機能はApple Silicon専用だろう」と考えて、確認する前にあきらめてしまうことがあります。この記載を読むかぎり、そこで止まる必要はありません。数年前に買ったIntel MacでもOSの条件を満たしていれば、公式の要件の中に入っています。なお、Intel対応がいつ入ったのかという経緯のほうは、2026年4月のアップデートで何が変わったかを追った記事で扱っています。この記事が見ているのは、いま公式に書かれている条件だけです。

公式に書かれていないこと

ただし、正直に書いておきたいことがあります。Intel Macのサポートをいつまで続けるのか、非推奨にする予定があるのかは、公式のどこにも書かれていません。「対応している」という現在の記載があるだけです。ですからこの記事でも「あと何年使えます」とは書きません。書けば、それは公開情報ではなく推測になります。

買い替えを検討している場合、この一点は判断材料になります。機種を選ぶなら、MacBookの機種ごとの違いを初心者向けに整理した比較ガイドが、用途と予算の並べ方の参考になります。

Codexに触れる場所は4つある|必要な環境がそれぞれ違う

ここまでは「Macの条件」の話でした。ところが実際には、Codexに触れる場所はデスクトップアプリだけではありません。ChatGPTプランでCodexを使うことについての公式ヘルプは、利用できるクライアントとして次の4つを挙げています。

4つの入口は、同じ建物にある別々の扉のようなもので、中に入ってしまえば同じCodexです。ただし扉ごとに必要な鍵が違います。デスクトップアプリにはmacOSのバージョン条件がありますが、ブラウザから使うウェブ版にその条件は関係しません。「自分のMacで動くのか」という問いの答えが、入口によって変わるということです。

Codexに入る4つの入口と、それぞれの対応環境 ChatGPTデスクトップアプリはmacOSとWindows、Codex CLIはmacOS・Linux・Windowsのインストーラーが用意され、Codex IDE拡張機能はほとんどのVS Codeフォークに対応し、Codexウェブ版はブラウザから使う。入口ごとに必要な環境と権限が違うことを示した図 Codexに入る4つの入口と、必要な環境 1. ChatGPT デスクトップアプリ 対応:macOS と Windows 2. Codex CLI 配布:macOS・Linux・Windows 3. Codex IDE 拡張機能 ほとんどの VS Code フォークに対応 4. Codex ウェブ版 ブラウザから使う 入口ごとに、必要な環境と権限が違います 2026年8月23日時点のOpenAI公式ヘルプ・公式ドキュメントの記載 AI Lab OISHI

数え方が資料によって違う

いま挙げた4つはヘルプ側の数え方で、Codex CLIの公式ドキュメントのほうは、CLI自身に加えてデスクトップアプリ・ChatGPTウェブ・IDE拡張・クラウド実行という5つの面を並べています。矛盾ではなく、同じ荷物を「個数」で数えるか「箱」で数えるかの違いに相当します。この記事はヘルプ側の4つの数え方で通します。

デスクトップアプリが1つにまとまった

公式ヘルプによれば、新しいChatGPTデスクトップアプリはChat・Work・Codexを統合し、macOSとWindowsで利用できるようになりました。従来のmacOSデスクトップアプリはChatGPT Classicに名称が変わり、引き続きサポートされるとされています。そして、エージェント機能とCodexを使うには新しいアプリのほうを使ってください、と案内されています。

ここが実務でつまずきやすい場所です。以前から入れていたアプリを開いても、それがClassicのままならCodexは出てきません。同じ名前の看板が2つ並んでいる状態だと考えると分かりやすくなります。デスクトップアプリ側の機能は、Codexデスクトップアプリの機能をまとめた記事で扱っています。

macOSでしか使えない機能もある

入口の違いは、使える機能の違いにもつながります。公式ヘルプには、Codexを使用中にChatGPTデスクトップアプリのRecord & Replayを利用できるのはmacOSだと明記されています。この機能を使うにはComputer Useが利用可能かつ有効である必要があり、初期提供地域に欧州連合・スイス・英国は含まれない、とも書かれています。地域によって使える機能が違う点は、海外の解説を読むときに効いてきます。

公式が案内している配布元と、書かれていない前提条件

条件を満たしていると分かったら、次に確認するのは「どこから手に入れるか」です。デスクトップアプリについては、公式ヘルプが配布URLとして https://chatgpt.com/download/ を挙げています。同じページに、アプリを呼び出すショートカットがOptionキーとスペースキーである旨も書かれています。

Codex CLIのほうは、公式ドキュメントに4つの方式が並んでいます。どれか1つを選べばよい形です。

方式 対象として書かれているOS 補足
スタンドアロンインストーラー macOS・Linux 公式ドキュメントの説明文でmacOSとLinux向けと明記
スタンドアロンインストーラー Windows PowerShell経由の別コマンドが用意されている
npm 記載なし(OSの限定表記なし) @openai/codex を全体にインストールする形
Homebrew 記載なし(OSの限定表記なし) 更新用のコマンドも別に案内されている

2026年8月23日時点のCodex CLI公式ドキュメントの記載にもとづきます。「記載なし」は、OSを限定する表記が見当たらなかったという意味で、動かないという意味ではありません。

前提条件が書かれていない、という事実

ここで、期待と実際がずれやすい部分に触れておきます。Codex CLIの公式ドキュメントには、対応するmacOSのバージョン、必要なNode.jsのバージョン、メモリやディスク容量といった前提条件が書かれていません。npmを使う方法は案内されているのに、必要なNodeのバージョンは示されていない、という状態です。デスクトップアプリの要件はCLIの要件ではないため、そこから当てはめることもできません。

バージョンの条件が公式に出てくる場所も、ひとつだけあります。ChatGPTがほかのアプリと連携する機能については、macOSでアプリと連携する機能の公式ヘルプに「ChatGPT for macOS バージョン 1.2025.057 以降で利用できます」と明記されています。条件が示されている場所と、示されていない場所が混在している、と理解しておくのが実態に近くなります。Codex全体の位置づけや機能の広がりは、Codexの全体像をまとめた記事のほうが詳しく扱っています。

権限を求められる場面と、その意味

「AIが自分のMacを操作する」と聞くと、身構える方が多い部分です。実際に権限の話は出てきますが、公式の書き方は場面を限定したものです。

Computer Useの公式ドキュメントには、macOSでは求められたときに画面収録アクセシビリティの権限を付与するよう書かれています。役割も明記されていて、画面収録は対象のアプリを見るため、アクセシビリティはクリック・入力・操作をするためとされています。言い換えれば、見るための鍵と、触るための鍵を別々に渡す形になっているということです。

macOSで求められる2種類の権限と、必要になる場面 画面収録は対象アプリを見るため、アクセシビリティはクリック・入力・操作するために必要とされ、権限が求められるのはComputer Useを使うときと「アプリと連携」を使うときに限られる。入れた直後に必ず求められるとは公式に書かれていないことを示した図 Macで求められる権限は2種類 画面収録 対象アプリを 見るため アクセシビリティ クリック・入力・ 操作するため 権限が必要と書かれている場面 Computer Use を使うとき 「アプリと連携」を使うとき 入れた直後に必ず求められる、とは 公式には書かれていません 2026年8月23日時点のOpenAI公式ドキュメント・ヘルプの記載 AI Lab OISHI

「入れたら必ず求められる」わけではない

誤解が広がりやすい部分なので、はっきり書いておきます。公式が権限の付与について書いているのは、Computer Useを使う場合と、ほかのアプリと連携する機能を使う場合です。「Codexを入れたら初回に必ず両方の権限を求められる」という記載は見当たりません。

Computer Useそのものは、macOSとWindowsで、ChatGPT WorkとCodexとともに利用できると書かれています。うまく動かないときの確認先も示されていて、macOSではシステム設定の「画面収録」と「アクセシビリティ」でCodex Computer Useという項目を見るように案内されています。画面を操作するAIの考え方そのものは、AIがMacを操作する機能を解説した記事でも整理しています。

ほかのアプリと連携するときの範囲

「アプリと連携」の機能については、範囲が具体的に書かれています。対応アプリの内容を照会するためにmacOSのアクセシビリティAPIが必要で、設定でChatGPTのアクセシビリティ権限を無効にすれば、その機能を止められるとされています。後から鍵を返せる仕組みになっているということです。

読み取る範囲も明記されていて、開いているペインの末尾200行が含まれる、と書かれています。ファイル全部ではなく、いま見えている場所の末尾という限定です。対応アプリには、Appleメモ・Notion・テキストエディット・Xcodeのほか、VS Code系とJetBrains系のIDE、ターミナル系のアプリが並んでいます。そして編集ができるのはIDEのみとも書かれています。

ブラウザを見に行かせる場合の注意も公式にあります。完全な開発者向けアクセスを許可すると、機密性の高いブラウザ内部を確認・制御できるためデータが危険にさらされる可能性があり、Codexはその状態でウェブサイトを調べる前に明示的な承認を求める、という説明です。金庫の合鍵を渡す前に一声かける仕組みが入っている、と読めます。

自分の契約でどこまで使えるのか

次に気になるのが「自分の契約でどこまで使えるのか」です。ここは調べ方のコツというより、数値がどこに置かれているかを先に知っておくほうが役に立ちます。

公式ヘルプには「Codex は Free や ChatGPT Go を含む ChatGPT の各プランに含まれています。使用上限はプランによって異なります」と書かれています。つまり、契約の種類でCodexが使えるかどうかが分かれるのではなく、使える量のほうが分かれるという構造です。

プラン 料金ページの月額表記 Codexについての記載
無料版 ¥0 / 月 「Codex へのアクセスに上限あり」
Go ¥1,400 / 月 個別の記載なし(「無料版のすべてに加え」とだけ書かれています)
Plus ¥3,000 / 月 「Codex の利用上限が拡大」
Pro 月額 ¥16,800 から 「Codex の最大タスク数」

2026年8月23日時点のChatGPT料金ページ(日本語)の各プランのカードに書かれている文言と金額を、そのまま書き写したものです。プランの構成や価格は変わるため、判断される際はリンク先の最新の記載をご確認ください。

カードのCodexの欄には数値がない。数値は別のページにある

表を見て気づかれたと思いますが、カードのCodexの欄には、回数やタスク数の数値がありません。「上限あり」「拡大」「最大タスク数」という言い方だけで、1日に何回なのかは書かれていません。プラン比較表のCodexの行にも「上限あり」「拡張」といった語が並ぶだけです。

ここで探し方を間違えると、迷子になります。ヘルプセンターの中で「Codexのレート表」をたどると、着くのはBusiness・Enterprise/Edu向けのChatGPTのレート表で、その中の「Codexの料金ページ」というリンクは、たどると同じページに戻ってきます。案内板の矢印が、自分が立っている場所を指しているような状態です。

ただし、数値そのものは公式に出ています。置き場所がヘルプセンターではなくCodexの料金ページのほうだというだけで、そこにプランごとの目安と、クレジットの減り方の一覧が載っています。探して見つからないことと、存在しないことは別です。

そのうえで、この記事では数値を扱いません。公開されているのは幅を持たせた目安で、使うモデルとタスクの重さによって動くうえ、費用の見積もりはCodexの全体像をまとめた記事の主題だからです。ここでは「どこを見れば数字にたどり着けるか」までを持ち帰っていただければ十分です。

料金ページのカードの記載と、数値が置かれている場所 ChatGPTの料金ページのカードには、無料版はCodexへのアクセスに上限あり、GoはCodexの個別記載なし、PlusはCodexの利用上限が拡大、ProはCodexの最大タスク数と書かれている。回数やタスク数の数値そのものは、カードではなくOpenAIが公開しているCodexの料金ページに、プランごとの目安として掲載されていることを示した図 料金ページのカードと、数値がある場所 プラン 料金ページのCodexの記載 無料版 アクセスに上限あり Go 個別の記載なし Plus 利用上限が拡大 Pro 最大タスク数 カードにあるのは、この言い方だけ 数値の目安は公式に出ています Codex の料金ページに掲載 無いのではなく、別の場所にあります 2026年8月23日時点のChatGPT料金ページ・Codex料金ページの記載 AI Lab OISHI

使える量は、ほかの機能と分け合う

数値の目安に加えて、消費の仕組みもはっきり書かれています。公式ヘルプによれば、Codex・ChatGPT Work・ChatGPT for Excel・Workspace Agentsは、プランでそれらを利用できる場合、共通の利用枠とクレジットプールを使いますいわば、家族で1つの水道メーターを分け合うような形で、どれかをたくさん使えば、ほかに回せる分が減ります。

消費の量が何で変わるのかも示されています。モデル、タスクの実行場所、複雑さ、コンテキスト、推論、速度、ツールによって変わり、長時間実行されるタスクは短いリクエストよりも大幅に多くの利用枠を消費することがあると書かれています。同じ「1回」でも重さが違う、ということです。

期間の区切りも公開されています。完全リセットを1回使うと5時間と週間の両方の利用期間がリセットされる、という説明から、5時間単位と週単位の2つの期間があることが読み取れます。また、処理中のターンで上限に達しても、フェアユース上限の範囲内でそのターンの作業を続行できる、とも書かれています。なお、サポートに問い合わせても上限はリセットされない、と明記されています。

地域による差もあります。公式ヘルプには、Sitesという機能がFreeとChatGPT Goを除く有料プランで対応地域において利用でき、欧州経済領域・スイス・英国では現在利用できないと書かれています。プラン名だけでなく、どこで使うかも条件に入る場合がある、ということです。契約を増やす前に手持ちを確かめる考え方は、すでに契約しているサービスに入っているAIを確認する記事でも扱っています。

動かないときに確認する順番

ここまでの内容を、困ったときの手順に並べ替えておきます。ちょうどブレーカーを先に見るように、手前から順に確かめるのが早道です。いきなり入れ直すと、原因が分からないまま同じ状態に戻ります。

Codexが動かないときに確認する順番 OSとチップの確認、新しいデスクトップアプリかChatGPT Classicかの確認、サインインの確認、システム設定での権限の確認、別の入口から試すこと、利用枠とモデル設定の確認という順に、手前から確かめる手順を並べた図 動かないときに見る順番 1 OSとチップを確認する 2 新しいアプリか確認する 3 サインインを確認する 4 システム設定で権限を見る 5 別の入口から試す 6 利用枠とモデル設定を見る 手前から順に。先に入れ直さない 2026年8月23日時点の公開情報をもとに作成 AI Lab OISHI

1から3|そもそも条件を満たしているか

最初の3つは、道具を疑う前の確認です。Appleメニューの「このMacについて」でOSとチップを見て、公式の一行と照らします。次に、開いているアプリが新しいデスクトップアプリなのか、名称が変わったChatGPT Classicなのかを見ます。3つ目はサインインで、Codex CLIの公式ドキュメントでも、最初に実行したときにChatGPTでのサインインなどを選ぶ、と説明されています。

4から5|権限と入口を切り替える

画面を操作させる機能が動かない場合は、システム設定の「プライバシーとセキュリティ」にある「画面収録」と「アクセシビリティ」で、Codex Computer Useの項目を確認します。公式ドキュメントが名指しで案内している確認先です。それでも解決しないときは入口を変えます。デスクトップアプリで詰まっているならウェブ版に切り替えると、原因がMac側にあるのかアカウント側にあるのかを切り分けられます。

6|利用枠と、モデルの入れ替え

最後が、使える量と設定です。利用枠には5時間と週間の2つの期間があるため、直前に長い処理を回していれば影響が残っていることがあります。

公式ヘルプには、2026年8月31日以降、ChatGPTアカウントでサインインした場合、CodexでGPT-5.4とGPT-5.4 miniを利用できなくなると告知されています。案内では、GPT-5.4はGPT-5.6 Terraに、GPT-5.4 miniはGPT-5.6 Lunaに置き換えるよう示されており、保存済みのモデル設定や自動化を更新するよう求められています。この変更はOpenAIのAPIや、自分のAPIキーを使ったCodexの利用には影響しないとされています。設定に古いモデル名が残ったままだと、ある日から動かなくなったように見えることがある、という点は覚えておくと役に立ちます。

私たちの見解|「動くか」は一行で終わり、その先が本題

1つ目は、環境の可否は思ったより早く決着する、ということです。調べ始める前は大ごとに見えますが、公式が示している条件はmacOS 14と、Apple SiliconまたはIntelプロセッサという一行だけでした。「このMacについて」を開いて2つ控えれば終わります。時間がかかるのはその先、どの入口から入るか、どこまで権限を渡すか、という判断のほうです。

2つ目は、公式が出している数値が「幅のある目安」だと知っておくと、見積もりの立て方が変わるということです。使える量は公開されていますが、固定の回数ではなく、モデルとタスクの重さで動く範囲として示されています。「1日◯回まで」と一点の数字で書かれた解説を見かけたら、幅のどこを指しているのか確かめてから使うほうが安全です。公式の記載を直接見にいく姿勢は、AIの知識がいつまでかを各社の公式記載から確かめた記事でも同じように扱っています。

3つ目は、入口が4つあるので、いきなり全部を触らなくてよいということです。ウェブ版なら、Macの条件も権限も関係しません。まずそこで手ざわりを確かめて、必要になってからデスクトップアプリに移り、画面を操作させる機能はさらにその先で考える。この順番なら、判断を段階的に分けられます。無料相談では、いま使っているMacの構成と任せたい作業をお持ちいただければ、その場で入口の順番まで一緒に決められます。

まとめ

環境の確認は、使い方の設計そのものにつながっています。どの入口から入るかを決めることは、どこまで任せるかを決めることでもあるからです。公式に書かれていることと、書かれていないことを分けたまま持ち帰る。この一手間が、社内で説明するときにいちばん効いてきます。

よくある質問

Q1. 「macOS 14以降」と書いてある解説を見かけますが、どちらが正しいのですか?

公式のヘルプページに書かれているのは「macOS 14」という表記だけで、「以降」や「以上」という語は付いていません。日本語版でも英語版でも同じです。ですからこの記事でも公式どおりに「macOS 14」とだけ書いています。ご自身のバージョンは、画面左上のAppleメニューから「このMacについて」を開くと確認できます。同じ画面でチップの種類も分かるので、2つまとめて控えておくと照合が一度で済みます。

Q2. Codexを入れると、最初に画面収録とアクセシビリティの許可を求められるのですか?

公式が権限について書いているのは、場面を限定した書き方です。Computer Useについては、macOSでは対象アプリを見て操作できるよう、求められたときに画面収録とアクセシビリティの権限を付与してください、と説明されています。「アプリと連携」については、対応アプリの内容を照会するためにmacOSのアクセシビリティAPIが必要だと書かれています。つまり、これらの機能を使う場面で必要になる、という書き方です。「入れた直後に必ず両方を求められる」とは公式に書かれていません。設定画面から後で無効にできる、とも説明されています。

Q3. 無料プランでもCodexは使えますか。どのくらい使えますか?

公式ヘルプには「Codex は Free や ChatGPT Go を含む ChatGPT の各プランに含まれています。使用上限はプランによって異なります」と書かれています。料金ページのカードにも、無料版は「Codex へのアクセスに上限あり」、Plusは「Codex の利用上限が拡大」、Proは「Codex の最大タスク数」という記載があります。数値そのものも公式に出ていて、OpenAIが公開しているCodexの料金ページにプランごとの目安がまとめられています。ただし幅を持たせた目安で、使うモデルとタスクの重さによって変わります。費用の話は別の記事の主題なので、この記事では数値を扱いません。

参照元・出典

本記事は2026年8月23日にOpenAIの公式ドメインで確認した記載にもとづきます。対象は公式ヘルプセンターと公式ドキュメントのみで、第三者のまとめ記事は使っていません。

一次ソース(対応環境・配布)

一次ソース(プラン・入口・地域)

一次ソース(権限・アプリ連携)

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