2026.09.30 (更新 2026.09.29) · 12分で読める AIツール比較

Gemini Notebookとは|旧NotebookLMの料金・上限・9月の新機能

NotebookLM は、名前が変わっただけではない

資料を読み込ませて質問したり、音声の解説を作らせたりできる Google の NotebookLM は、2026年7月16日に「Gemini Notebook」へ名前が変わりました。Google の公式ブログは「同じ単独の製品だ」と説明しています。

ただ、変わったのは名前だけではありません。9月2日から個人アカウントの利用上限の仕組みが変わり、9月15日には新しい機能が発表されました。料金は Google AI のプランに含まれる形で、日本では無料・月725円・2,900円・14,500円からです。

この記事では、改名で何が変わったか、日本の料金はいくらか、上限の新しい仕組み、9月の新機能、Gemini アプリとの違い、会社で使うときの注意を、Google の公式資料だけで整理します。

この記事を読むとわかること

  • NotebookLM から Gemini Notebook への改名で変わったこと
  • 日本の料金と、プランごとの利用上限の差
  • 9月2日からの「5時間ごとに回復する」上限の仕組み
  • 9月の新機能と、日本語で使えるもの・まだのもの
  • Gemini アプリの「ノートブック」との違いと、会社で使うときの注意

目次

Gemini Notebookで変わった3つ 7月16日にNotebookLMからGemini Notebookへ改名し、同じ単独の製品のまま。9月2日から個人アカウントの上限が5時間ごとに回復する仕組みになり、週の上限もある。9月15日にノートとの会話や学習用の概要など新機能を発表。下の帯に、新機能は順次提供でアカウントによって出る時期が違うと書いた図 Gemini Notebookで変わった3つ 7月16日 NotebookLMから改名 中身は同じ単独の製品 9月2日 上限が5時間ごとに回復 個人アカウント・週の上限あり 9月15日 声で会話・学習用の概要 勉強向けとして発表 新機能は順次提供 アカウントによって出る時期が違う AI Lab OISHI

改名で変わったこと・変わらないこと

7月16日のGoogle の公式ブログは、改名をこう説明しています。「NotebookLM を Gemini Notebook に改名する。同じ単独の製品で、Google の各サービスでより多くのことができるようになる」。利用者は3,000万人超、組織は60万超とも書かれています。

いわば店の看板を掛け替えて、同じ店主が同じ棚で営業を続けている状態です。作ったノートブックや入れた資料はそのままで、使い方も基本は同じです。筆者が2026年9月27日に確かめたところ、旧アドレスの notebooklm.google.com は、新しいアドレスの notebook.google.com へ自動で転送されました。ブックマークを付け替えなくても開けます。

変わったのは、Google の他のサービスとのつながりです。改名と同時に、Gemini アプリの中からもノートブックを作ったり開いたりでき、両方の画面で同期されると案内されています。Google 検索の AI モードにもノートブックを持ち込む予定だと書かれています。

日本の料金と上限の差

Gemini Notebook は単独では売られておらず、Google AI のプランに含まれる形です。日本向けのプランページ(2026年9月27日確認)の価格と、Gemini Notebook のヘルプにある利用上限の差を並べるとこうなります。

プラン 月額(日本) Notebook の利用上限
無料 0円 標準
Google AI Plus 725円 標準の2倍
Google AI Pro 2,900円 標準の4倍
Google AI Ultra 14,500円/32,000円 Pro の5倍/20倍

月額は Google の日本向けプランページ、上限の倍率は Gemini Notebook のヘルプ(いずれも2026年9月27日確認)。

数字の読み方には注意が二つあります。ひとつ目は倍率です。プランページの Notebook の説明では Plus と Pro が「音声概要やノートブックなどの上限が5倍」と書かれている一方、Notebook のヘルプは Plus を「標準の2倍」、Pro を「標準の4倍」と書いています。ヘルプはプランごとに別々の数字を書いているため、この記事はヘルプの数字を使っています。どちらで読んでも、有料プランのほうが無料より多く使える点は同じです。

ふたつ目は回数です。上限のヘルプには倍率しかありません。同じヘルプからたどれる「アップグレード」のページには、無料でチャット1日50回・音声概要1日3回といった表が今も載っていますが、1日単位の古い書き方のままで、9月2日からの仕組みでの回数かどうかは説明がありません。自分の残りの量は、次の節で触れる[設定]→[使用量]で確かめるのが確実です。

選び方は、使う人の立場で三つに分かれます。会社で Google Workspace を契約していて管理者がオンにしていれば、Business Starter でも追加の契約なしで使えます(上限はエディションで決まります)。個人のアカウントなら、まず無料で1冊作り、上限に何度も当たるようなら Plus か Proです。ノートと声で会話する機能を使いたいなら、9月27日時点の英語版ヘルプでは Pro 以上が必要です。Workspace に最初から付いてくる AI の範囲はすでに契約に入っている AI の記事で整理しています。

日本の料金と、Notebookの上限の差 日本向けプランページの月額。無料は0円で上限は標準。Google AI Plusは725円で標準の2倍。Google AI Proは2,900円で標準の4倍。Google AI Ultraは14,500円からでProの5倍、32,000円の版はProの20倍。下の帯に、倍率はNotebookのヘルプの値で、プランページの表記は5倍と書いた図 日本の料金と、Notebookの上限の差 無料 0円 標準 AI Plus 725円 標準の2倍 AI Pro 2,900円 標準の4倍 AI Ultra 14,500円 32,000円 Proの5倍 Proの20倍 倍率はNotebookのヘルプの値 プランページの表記は「5倍」 AI Lab OISHI

9月2日からの上限の仕組み

個人アカウントの利用上限は、2026年9月2日から「計算量で減り、5時間ごとに回復する」仕組みに変わりました。8月28日の公式ブログは、上限が「質問の複雑さ、チャットの長さ、資料の数、使う機能」で決まり、「1日ごとではなく5時間ごとに回復するので、1日を通して作業を続けられる」と説明しています。

いわば携帯電話の通信量のようなものです。短い質問なら少ししか減らず、長い動画の生成は一度に多く減ります。ただしヘルプには「週の上限に達するまで、5時間ごとに割り当てがリセットされる」とあります。つまり5時間待てば必ず戻るわけではなく、週の上限に当たると、週の上限が戻るまで回復しません。使った分だけ減る料金の考え方はAI の料金が「使った分だけ」になる理由の記事で整理しています。

上限に当たったときの逃げ道も用意されています。動画や資料スライドの生成は「あとで生成」を選ぶと、上限が戻ったあとに自動で作られ、通知も受け取れます。この「あとで生成」は、ヘルプによると今のところ Web 版だけの機能です。残りの量は、画面右上の[設定]→[使用量]で確かめられます。

気をつけたいのは、この新しい仕組みは「個人アカウントの Web とモバイル」向けと明記されている点です。会社のアカウント(Google Workspace)向けの管理者ヘルプにある上限表は、筆者が確認した時点では1日あたりの回数のまま載っていました。

9月2日からの上限の仕組み(個人アカウント) 使う機能や質問の複雑さで減る。5時間ごとに回復する。週の上限に達したら、週の上限が戻るまで回復しない。上限に当たったら動画などはあとで生成できるがWeb版のみ。下の帯に、会社のアカウントの上限表は1日単位のまま載っていたと書いた図 9月2日からの上限(個人アカウント) 1 使う機能や質問の重さで減る 2 5時間ごとに回復する 3 週の上限に達したら、戻るまで回復しない 4 動画などは「あとで生成」(Web版のみ) 会社のアカウントは別 上限表は1日単位のまま載っていた AI Lab OISHI

9月の新機能と、日本語で使えるもの

9月15日の公式ブログは、新学期に合わせた勉強向けの機能として発表されました。ただ、中身は社内の研修や引き継ぎにもそのまま使えます。主なものは5つです。

1つ目は、学習用の概要です。要約とクイズ・フラッシュカードなどをひとまとめにしたレポートを作れます。ヘルプによるとWeb 版だけの機能で、[スタジオ]の[レポート]から作ります。

2つ目は、クイズの形式の追加です。記述式や穴埋めが加わり、解き終わったクイズの結果をチャットで振り返れます。1つ目と2つ目はどちらも「数週間かけて全員に展開」と書かれ、発表の注記には言語の条件が付いていません。

3つ目は、約60秒の短い動画概要です。80以上の言語に対応し、ヘルプの対応言語一覧に日本語が入っています。社内マニュアルから1分の説明動画を作る、といった使い方が一番すぐに試せます。

4つ目は、ノートと声で会話する機能です。モバイルアプリで約100言語に対応すると発表されました。発表の週は Google AI Ultra の18歳以上の利用者からでしたが、9月27日時点の英語版ヘルプでは、Google AI Ultra と Pro の18歳以上がモバイルアプリで使えると書かれています(日本語版ヘルプは Ultra のみの表記のまま)。日本語が含まれるかの一覧は、筆者が確認した範囲では公開されていません。

5つ目は、モバイルでの録音です。講義やひらめきを録音できますが、録音をノートとして使う部分は、公式の注記で「設定の出力言語が英語の利用者」に限られています。

たとえるなら、新しい教材が順番に届く通信講座のようなものです。届く時期はアカウントによって違い、会社のアカウントでは表示まで15日以上かかる場合があると、Workspace の告知に書かれています。Gemini 全体の最近の変化はGemini の新機能まとめもご覧ください。

9月の新機能と、日本語で使えるか 学習用の概要はWeb版のみで、発表の注記に言語の条件は付いていない。クイズの新形式も言語の条件の記載なし。短い動画概要は約60秒で日本語あり。ノートとの声の会話はモバイルでUltraとProの18歳以上(英語版ヘルプ)、日本語は一覧が未公開。録音は録れるがノート化は出力言語が英語の設定のみ。下の帯に、日本語の対応が明記されているのは短い動画概要と書いた図 9月の新機能と、日本語で使えるか 学習用の概要 Web版のみ・言語条件の記載なし クイズの新形式 穴埋めなど・言語条件の記載なし 短い動画概要(約60秒) 対応言語一覧に日本語あり ノートと声で会話 UltraとPro・日本語の一覧は未公開 モバイルで録音 ノート化は出力言語が英語の設定のみ 日本語の明記あり:短い動画概要 AI Lab OISHI

Gemini アプリのノートブックとの違い

ややこしいのが、Gemini アプリの中にも「ノートブック」があることです。同じノートブックを、Gemini Notebook(本体)と Gemini アプリの両方から開けます。公式ヘルプが書く違いは次のとおりです。

答えの根拠が違います。Gemini Notebook は「ノートに入れた資料だけ」を根拠に答えます。Gemini アプリは資料に加えて Web 検索なども使います。資料の中身だけで答えてほしいなら本体、Web で話を広げたいなら Gemini アプリという使い分けになります。

作れるものも違います。音声概要・動画概要・インフォグラフィック・スライドなどのスタジオの成果物は、本体でしか作れません。さらに、共有しているノートブックは、自分が持ち主でも Gemini アプリには表示されません。チームで共有して使うなら、本体を開くのが確実です。

もう一つ、会社のアカウントでの扱いです。Gemini アプリ側のヘルプには今も「今のところ個人の Google アカウントのみ」と書かれていますが、9月17日の Workspace の告知では、会社・学校のアカウントでも Gemini アプリのノートブックが使えるようになったと発表されています。9月14日から最大15日かけて順次提供され、管理者が Gemini アプリと Gemini Notebook の両方をオンにしている場合に限り、資料は1冊10件までです。会社のアカウントでまだ表示されない場合は、本体の notebook.google.com を使ってください。

Gemini NotebookとGeminiアプリの違い 答えの根拠は、本体が資料だけ、Geminiアプリは資料とWeb検索など。ノートからの音声や動画の作成は本体だけ。共有ノートはGeminiアプリに出ない。会社のアカウントのGeminiアプリ側のノートブックは9月から順次提供(管理者が両方をオンにした場合)。下の帯に、会社で共有して使うなら本体を開くと書いた図 本体とGeminiアプリの違い 本体 Geminiアプリ 根拠 資料だけ 資料+Web検索 音声・動画 作れる ノートから作れない 共有ノート 見える 表示されない 会社用 使える 9月から順次 共有して使うなら、本体を開く AI Lab OISHI

会社で使うときの注意

Google Workspace を契約している会社なら、管理者向けのヘルプによると、Gemini Notebook はGmail やカレンダーと同じ「コアサービス」として使えます。中小企業で多い Business Starter も対象で、Business Standard と Plus は一段上の上限です。管理コンソールの[生成 AI]→[Gemini Notebook]で、全員または部署ごとにオン・オフを切り替えられます。

資料の扱いについては、「アップロードした資料・質問・回答は人によるレビューを受けず、生成 AI モデルの改善にも使われない」と書かれています。ドライブのファイルを入れた場合は自動で同期され、元のファイルの共有権限がそのまま効きます。閲覧権限のない人は、そのファイルを資料として使えません。

一方で、見落としやすい一文もあります。「組織のデータの保存地域の設定は、Gemini Notebook が処理・一時保存するデータには適用されない」。データを国内に置くことを取引先と約束している会社は、入れる資料を選ぶ必要があります。いわば金庫の中身は守られているが、金庫の置き場所までは指定できない状態です。AI に入れた情報がどこにどれだけ残るかはAI に入力した情報はどこに残るのかの記事で整理しています。

会社のアカウントで使うときの3点 資料・質問・回答は人のレビューを受けず学習にも使われない。ドライブのファイルは元の共有権限がそのまま効く。組織のデータ保存地域の設定はGemini Notebookの処理・一時保存には効かない。下の帯に、国内保管を約束しているなら入れる資料を選ぶと書いた図 会社のアカウントで使うときの3点 学習に使われない 人によるレビューもなし(公式ヘルプ) ドライブの権限はそのまま 閲覧できない人は資料にできない 保存地域の設定は効かない 処理・一時保存するデータには不適用 国内保管が条件なら、入れる資料を選ぶ AI Lab OISHI

よくある質問

Gemini Notebook と NotebookLM は別の製品ですか。

同じ製品です。Google は2026年7月16日の公式ブログで「NotebookLM を Gemini Notebook に改名する。同じ単独の製品だ」と説明しています。旧アドレスの notebooklm.google.com は、2026年9月27日の時点で新しいアドレスの notebook.google.com へ自動で転送されました。

Gemini Notebook の料金はいくらですか。

日本向けプランページ(2026年9月27日確認)では、無料が0円、Google AI Plus が月725円、Google AI Pro が月2,900円、Google AI Ultra が月14,500円からです。Ultra には月32,000円の上位版もあります。利用上限は、無料の標準に対して Plus が2倍、Pro が4倍、Ultra は Pro の5倍または20倍です。

9月から利用上限はどう変わりましたか。

個人アカウントでは9月2日から、使う機能や質問の複雑さに応じて減り、5時間ごとに回復する仕組みになりました。ただし週の上限に達するまでの話です。上限に当たっても、動画などは「あとで生成」を選べます(Web 版のみ)。

9月の新機能は日本語で使えますか。

機能によって違います。短い動画概要はヘルプの対応言語一覧に日本語があります。録音した内容をノートとして使う機能は、出力言語が英語の設定の利用者に限られています。ノートと声で会話する機能は約100言語と発表されていますが、日本語が含まれるかの一覧は確認できた範囲では公開されていません。

会社で使っても、資料が学習に使われることはありませんか。

Google Workspace のアカウントで使う場合、資料・質問・回答は人によるレビューを受けず、AI モデルの学習にも使われないと公式ヘルプに書かれています。ただし、組織のデータの保存地域の設定は、Gemini Notebook が処理・一時保存するデータには適用されません。

まとめ

1|名前が変わった同じ製品 7月16日に NotebookLM から Gemini Notebook へ。旧アドレスは新アドレスへ転送されます。

2|料金は0円・725円・2,900円・14,500円から 上限は無料の標準に対して Plus が2倍、Pro が4倍。回数の表は1日単位の古い書き方のまま残っています。

3|上限は5時間ごとに回復、ただし週の上限あり 個人アカウントの話で、会社のアカウントの表は1日単位のまま載っていました。

4|日本語の対応が明記されているのは短い動画概要 学習用の概要とクイズの新形式は、発表で言語の条件が付いていません。声の会話と録音のノート化は、提供範囲と言語に条件が付いています。

5|会社で使うなら保存地域に注意 学習には使われませんが、保存地域の設定は処理・一時保存のデータに効きません。

参照元・出典

本記事の内容は 2026年9月27日に確認した時点のものです。料金と提供内容は変わることがあるため、契約の前に公式ページで最新の記載をご確認ください。

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