ChatGPTの新機能まとめ|無料で無制限・Googleドライブ連携・Thinkボタンの使いどころ
「無料のChatGPTは、何回か質問すると打ち止めになる」。この理解は、2026年8月5日までなら正しいものでした。翌8月6日、OpenAIの公式リリースノートに短い更新が載り、前提のほうが動きました。
更新の中身は3つです。無料とGoの既定モデルがGPT-5.6 Lunaになったこと。その翌週から無料とGoでも文字のやり取りが無制限になったこと。そして、難しい質問のときに押す「Think」ボタンが無料とGoでも使えるようになったことです。ただし無制限には但し書きが付いていて、不正利用対策のガードレールの範囲内という条件と、ファイルや画像などツールを使う機能の上限は残るという条件が並んでいます。
この記事は、2026年7月下旬から8月22日までにOpenAIの公式リリースノートへ載った更新のうち、今日から手を動かせるものだけを並べたものです。社内の仕事のどの場面で押せるボタンが増えたのかを、順番に見ていきます。根拠はOpenAIヘルプセンターの公式リリースノートだけを使い、そこに書かれていないことは書きません。記載はすべて2026年8月22日時点の公開情報です。
もうひとつ、急ぎの用件があります。公式のDALL·E GPTは、2026年8月30日で提供終了です。残しておきたい画像がある方は、目次から「消える前に」の章へ先に飛んでください。
先に、3つだけ短くお答えします
問1「無料は本当に無制限なのか」|文字のやり取りについては、そう案内されています。ただし不正利用対策のガードレールの範囲内で、ファイル・画像などツールの上限は残ります。
問2「いちばん仕事が変わるのはどれか」|Googleドライブ連携です。ファイルを取り出して貼り直す作業が、まるごと不要になります。
問3「急いだほうがよいものは」|DALL·E GPTが8月30日で終わります。残したい画像は、その前に手元へ保存してください。
無料でも、文字のやり取りが止まらなくなった
2026年8月6日のリリースノートは、無料とGoの利用者に向けて2つの変更を告げています。ひとつは既定モデルがGPT-5.6 Lunaになったこと。もうひとつは、その翌週から文字チャットが無制限になったことです。あわせて「Think」ボタンも、無料とGoで使えるようになりました。
ここは正確に読む価値があります。公式の文面には、無制限という言葉のすぐそばに条件が2つ置かれています。1つ目は不正利用対策のガードレールの範囲内であること。2つ目は、ファイルのアップロード、画像、その他のツールには引き続き制限が残ることです。たとえるなら、回数券を数えながら乗っていた電車が定期券に変わったようなもので、乗り放題になったのは在来線の区間だけ、特急に乗るには別の券が要る、という状態に近くなります。
さらにもう1点。この更新はChatGPTのチャット体験に対するものと明記されていて、ChatGPT WorkとCodexは対象外とされています。業務用の契約には、そのまま当てはまりません。
「Think」ボタンは、どういうときに押すのか
Thinkは、難しい質問のときに使うボタンとして案内されています。押すと、答えを出す前に考える工程が入ります。ちょうど、その場で即答してくれる窓口と、いったん奥へ確認しに行ってから返事をくれる窓口の違いのように、返ってくるまでの時間と、返ってくる中身の性格が変わります。
実務での使い分けは単純です。言い回しを整える、要約する、書式をそろえるといった作業は押さずにそのまま。条件が絡む判断、計算をともなう検討、複数の資料をつき合わせる作業は押す。この2択で足ります。有料側では、8月6日の更新でどれくらい考えるかを選ぶスライダーが加わり、この「押す・押さない」がもう少し細かく調整できるようになりました。GPT-5.6の3つのモデルの性格そのものは、GPT-5.6のSol・Terra・Lunaを業務目線で整理した記事で扱っています。
| 対象 | 2026年8月6日の更新で変わったこと | 変わらないこと |
|---|---|---|
| 無料・Go | 既定モデルがGPT-5.6 Lunaに。翌週から文字チャットが無制限。Thinkボタンも利用可能に | ファイル・画像・その他のツールの制限は残る。無制限はガードレールの範囲内 |
| Plus・Pro | 更新されたGPT-5.6 Solを利用可能。どれくらい考えるかを選ぶスライダーを新設 | 公式の記載は上記のみ |
| Work・Codex | この更新の対象外と明記されています | 業務用の契約側には、そのまま当てはまりません |
2026年8月22日時点の公開情報(OpenAIヘルプセンターの公式リリースノートの記載)にもとづきます。提供状況は順次変わるため、実際の判断ではリンク先の最新の記載をご確認ください。
Googleドライブのファイルを、開いたまま作業できるようになった
8月に増えた機能のうち、日々の作業時間がいちばん変わるのはここだと考えています。2026年8月13日の更新で、GoogleドライブがChatGPTのLibrary(保存済みファイルの置き場)に統合されました。
Googleドライブのプラグインをつないでおくと、Libraryの中からドライブのファイルとフォルダを直接たどれます。自分に直接共有されたものも含まれます。会話に持ち込むときは、入力欄の@メンションで呼び出すだけで、再アップロードは要りません。いわば、図書館の本を借り出して持ち帰らずに、閲覧席で開いたまま読むようなものです。
できるのは読むことだけではありません。Googleドキュメント・スプレッドシート・スライドを会話の横に開いたまま、要約・分析・比較・新規作成を頼めます。フォルダを選んで、その中のファイルを横断させることもできます。そして対応していて権限がある場合には、元のファイルを直接更新できると書かれています。
提供の範囲には、はっきり線が引かれています
便利さと同じ分量で、範囲の話も押さえておく必要があります。公式の記載では、対象は最初はマイドライブと、自分に直接共有されたファイル・フォルダで、共有ドライブは未対応です。部署のフォルダを共有ドライブに置いている会社では、いちばん使いたい場所が今はまだ対象外、ということが起こります。
| 項目 | 公式リリースノートに書かれていること |
|---|---|
| 対象ファイル | まずはマイドライブと、自分に直接共有されたファイル・フォルダ。共有ドライブは未対応 |
| できる作業 | ドキュメント・スプレッドシート・スライドを横に開いたまま、要約・分析・比較・新規作成。フォルダ単位の横断作業も可能 |
| 書き込み | 対応していて権限がある場合は、ChatGPTが元のファイルを直接更新できる |
| 未対応 | Googleドライブの編集・共同編集機能の一部は、ChatGPT内では未対応 |
| 対象プラン・端末 | Plus・Pro・Enterprise・Edu・Healthcare・Businessのウェブ版(ChatとWorkの両方)。モバイルは後日 |
2026年8月22日時点の公開情報(2026年8月13日付のリリースノートの記載)にもとづきます。Googleドライブそのものの仕様はGoogle公式のドライブヘルプをご確認ください。
社内で始めるなら、順番があります。最初は閲覧だけの権限を持つフォルダでつなぎ、読ませる用途に限定する。ここで使い勝手を確かめてから、更新まで任せるフォルダを1つだけ決めて広げます。つないだ先のデータがどう扱われるかを契約の種類から確かめる手順は、その設定、本当に学習に使われていませんかに整理してあります。連携を増やす前に、一度目を通す価値のある部分です。
長文の貼り付けと、書式の崩れが解決した
地味ですが、毎日効いてくるのがこの2つです。まず2026年8月4日の更新で、1万文字を超える貼り付けは、自動で添付ファイルに変換されるようになりました。入力欄が長大な文章で埋まらなくなり、大きな貼り付けが会話の文脈をまるごと食べてしまうのを防ぐという説明が添えられています。元の文章として扱いたいときは「Show in text field」で本文に戻せます。この日からEnterpriseとEducationにも適用され、他のプランでは既に提供済みだったと書かれています。
言い換えれば、会議で資料の全文を読み上げていたのが、レジュメとして配れるようになったということです。読み上げている間は他の話ができませんが、配ってしまえば、こちらは本題を話せます。長い議事録や規程を丸ごと渡して要約させる使い方が、これで一段やりやすくなりました。
もうひとつが2026年8月7日の更新です。ウェブ版で、貼り付けても書式が保たれるようになりました。Googleドキュメントや他のChatGPTの会話からコピーした見出し・太字・リンク・箇条書きが、入力している最中も、送信したあとも維持されます。書式が落ちるたびに手で付け直していた作業が、そのまま消えます。
同じ日の更新には、ファイルまわりの改善も並んでいます。保存済みのファイルを再アップロードせずに入力欄のメニューから追加できること、Libraryの複数項目をドラッグして一括選択できること、検索がフォルダとファイルにも対応したことです。
クイズで覚えられて、案件ごとに記憶を分けられるようになった
2026年8月14日の更新には、性格の違う2つの機能が入っています。
ひとつは対話クイズです。「このテーマで問題を出して」と頼むと、会話の中で問題に答えられます。すべての一般向けプランとEduプランで、ウェブとモバイルに提供されると書かれています。社内の勉強会や新人研修で、資料を渡したあとの理解度確認に使えます。読ませて終わりにせず、その場で問題を出させる。この一手間で定着が変わります。
もうひとつがプロジェクトの記憶設定です。共有していないプロジェクトであれば、既定の記憶とそのプロジェクト内だけの記憶を、後からでも切り替えられるようになりました。プロジェクト内だけの記憶にすると、同じプロジェクトの会話は文脈として使われますが、外にある記憶や会話は参照されません。逆に、プロジェクト内の情報が外の会話の記憶に出ていくこともありません。
案件ごとに引き出しを分けるようなものだと考えると、使いどころが見えてきます。A社の話をしているときにB社の条件が混ざってこない状態を、設定で作れるということです。共有プロジェクトは常にプロジェクト内だけの記憶で、切り替えはできません。反映に数時間かかることがあり、全プランで利用できると案内されています。なお、プロジェクト内だけの記憶を使うプロジェクトでは、ChatGPT Workは使えないという条件も明記されています。
どのAIをどの業務に当てるかという全体の割り振りは、中小企業のAIツール選びを3つの軸で整理した記事にまとめてあります。
声で頼めて、Linuxでも動くようになった
入口も増えました。まず2026年7月23日、ChatGPT VoiceがWorkとCodex(デスクトップアプリ)で使えるようになりました。声で話しかけ、途中で割り込み、選んだ体験の権限とツールの範囲で作業を開始・調整できます。
そして2026年8月7日、音声でのやり取り中にファイルをアップロードできるようになりました。上げたファイルの中身をその場で分析させたり、質問したりできます。プロジェクトの直近の会話・ソース・指示も参照されます。まるで、電話しながら資料を広げるようなものです。移動中に「いま上げた見積の3ページ目、去年の条件と何が違うか教えて」と頼める、という状態が実際に作れます。
同じ8月7日には、背景で動いている音声会話が、応答がなければ終了する安全策も加わりました。ChatGPT Workでは、残りの利用量がサイドバーに表示されます。
Linux版が公開プレビューで登場
2026年8月14日、Linux版のデスクトップアプリが公開プレビューとして全世界に提供されました。対応はUbuntu 24.04 LTSと26.04 LTS、Debian 13、Fedora 43と44です。できることには線が引かれていて、内蔵ブラウザとChromeでの操作は可能ですが、他のデスクトップアプリの操作は未対応とされています。社内の開発端末やサーバー作業用の環境がLinuxという会社では、ここが入口になります。同じ日、Androidにも入力と音声入力の行き来や物理キーボード対応が加わりました。
Macの操作履歴を参照する機能は、既定でオフ
2026年8月13日には、macOSアプリの任意機能としてComputer Historyが加わりました。ChatGPTとCodexが、選んだアプリやサイトの操作履歴を参照できる仕組みです。ここは誤解を招きやすい部分なので、公式の記載をそのまま並べます。
- 記録するのは操作イベント。スクリーンショット・画面録画・マイク入力・システム音声は記録しない
- プライベートブラウジングは対象外
- 既定はオフ。Pro・Business・Enterprise向けで、BusinessとEnterpriseは管理者の許可が先に必要
- 一時停止、対象アプリ・サイトの選択、タイムライン項目の確認と削除ができる
- 8月13日時点ではEEA・英国・スイスでは提供されず、2026年8月20日にEEA・スイス・英国のProの利用者へ拡大
自分でオンにしない限り動きません。使うかどうかは、記録の範囲を社内でどう説明できるかで決めるのが筋だと考えています。
予約やサインインまで、頼めることが増えた
チャットの外側にも手が伸びました。2026年8月10日、飲食店の予約ができるようになっています。OpenTable・Resy・Yelpと連携し、場所・日時・人数・好みを伝えると、空き時間が回答の中に出てきて、選ぶと予約まで進めます。
| 連携先 | 対応している地域 | 補足 |
|---|---|---|
| OpenTable | 全世界 | 全プランで、ウェブ・モバイル・デスクトップに順次 |
| Resy | 米国 | 同上 |
| Yelp | 米国とカナダ | 同上 |
| ChatGPT Work | — | 飲食店予約は使えないと明記されています |
2026年8月22日時点の公開情報(2026年8月10日付のリリースノートの記載)にもとづきます。日本国内で使えるかどうかは、対象の店舗がどの予約サービスに載っているかによります。
日本の会社にとっては、会食の予約がすぐ全部おまかせになる話ではありません。ただ、チャットの中から外の予約サービスへ手が届く形が公式に用意されたことのほうが、先々効いてきます。
2026年7月29日にはSign in with ChatGPTが始まりました。対応先はAirtable・GitLab・HubSpot・Notion・Supabase・Vercelからです。共有されるのは名前・メールアドレス・プロフィール画像だけで、各プラグインの権限は別途承認する形です。受付で名札を見せて中に入るのに相当しますが、名札に書かれている情報がここまで、と明示されているのが要点です。
2026年8月20日には、Appleシリコン搭載のMac向けにApple Messagesプラグインが加わりました。iMessage・SMS・RCSの閲覧・検索・下書き・送信ができ、既定では送信前に本人の承認を求めると書かれています。翌8月21日には、長い会話の読み込みが分割式になって速くなりました。
消える前に|DALL·E GPTは8月30日で終了
2026年8月30日、公式のDALL·E GPTが提供終了します
2026年7月31日の告知です。残しておきたい画像は、事前にダウンロードしておくよう案内されています。
以後の画像の生成と編集は、ChatGPT Imagesを使う形になります。
利用者が自分で作ったGPTで画像生成を有効にしているものは、この終了の影響を受けません。
この記事の中で、期限があるのはここだけです。ほかの機能は知らなければ使わないままで済みますが、これは知らないまま8月30日を過ぎると、後から取り出せるかどうかが分からなくなる話です。閉店が決まった貸倉庫のようなもので、閉店後に中のものをどう扱うかまでは案内されていません。預けたままにしないほうが確実です。
やることは3つです。DALL·E GPTの会話を開いて社内資料やサイトで使っている画像がないかを確かめる。残したいものを手元のフォルダへダウンロードする。今後も差し替えながら使う予定なら、作り直す先をChatGPT Imagesに切り替えておく。この3つです。
見落とされやすいのが、自分では作っていない画像です。誰かが会話の中で作って資料に貼り込んだ画像は、貼った本人も出どころを覚えていないことがあります。社内で画像生成を使っている人が複数いるなら、8月30日までにひと声かけておくだけで、後の「あの図の元データはどこですか」を防げます。
ChatGPTの新機能を、今日から試せる順番
ここまでの機能を、実際に手を動かす順番に並べ直します。3ステップです。
1. 残したい画像を、8月30日までに保存する
期限があるのはこれだけなので、先にやります。DALL·E GPTで作った画像のうち、資料や販促物で使っているものを手元へ落とします。作り直す予定があるなら、次からはChatGPT Imagesを使う形に切り替えます。
2. 長い文章を、そのまま貼って要約を頼む
いちばん短時間で効きます。1万文字を超える文章は自動で添付ファイルに変わるので、議事録・規程・仕様書を丸ごと貼って構いません。要約だけでなく「この文書の中で、決まっていないことを列挙して」と頼むと、人が読み落としがちな部分が出てきます。
3. Googleドライブを、閲覧だけの権限でつなぐ
いきなり全社のフォルダをつながずに、まずは自分のマイドライブか、閲覧権限で共有されているフォルダを1つ選びます。共有ドライブは今のところ対象外です。使い勝手を確かめ、更新まで任せてよいと判断できたところで対象を広げます。
この順番にしているのは、取り返しがつかないものから片づけ、次に効果が大きくて安全なもの、最後に権限が絡むものという並びが、社内で説明しやすいからです。全社に広がっている会社がまだ多くないことは、中小企業のAI導入率の中身を見た記事のとおりです。だからこそ、最初の一手は小さく、説明できる形にしておくほうが続きます。
私たちの見解|増えたのは機能ではなく、渡し方
1つ目は、8月の更新の主役は「渡し方」だということ。ドライブ連携も、1万文字の自動添付も、音声でのファイルアップロードも、やっていることは手元の材料をAIに渡す手間を削ることです。実務で時間を食っていたのは、たいていそちらでした。
2つ目は、無制限という言葉を社内では慎重に伝えたほうがよいということ。公式の記載は「文字のやり取りが無制限」であって、ファイルも画像もすべて無制限という意味ではありません。丸めて伝えると「無料で全部できると聞いた」という理解が広がり、後で線を引き直すほうが手間になります。無制限になったのは文字の部分だけ、と一言添えるだけで防げます。
3つ目は、権限のほうが先だということ。元のファイルを直接更新できるということは、渡す範囲を決めずにつなぐと、意図しないファイルが書き換わる余地があるということでもあります。今回の更新で、いちばん先に社内で話し合う価値があるのはここです。3社のAIを横に並べて業務ごとに当てはめたい場合は、Gemini・Claude・GPTを比較した記事が入口になります。どれを使うかを決めきれない段階のご相談も承っていますので、無料相談で、いま社内で困っている作業を2つ3つお持ちいただければ、その場でどの機能が当たるかを一緒に仕分けできます。
まとめ
- 無料・Go:8月6日の更新で既定モデルがGPT-5.6 Lunaになり、翌週から文字チャットが無制限に。Thinkボタンも使えます
- 無制限の但し書き:不正利用対策のガードレールの範囲内で、ファイル・画像・その他のツールの制限は残ります。対象はチャット体験で、WorkとCodexは対象外です
- Googleドライブ:8月13日にLibraryへ統合。横に開いたまま要約・分析・比較・新規作成ができ、権限があれば元ファイルの直接更新まで可能です
- ドライブの範囲:マイドライブと直接共有されたファイル・フォルダが対象で、共有ドライブは未対応。モバイルは後日と案内されています
- 貼り付け:8月4日から1万文字超は自動で添付ファイルに。8月7日からウェブ版で書式も保たれます
- プロジェクト:8月14日から、既定の記憶とプロジェクト内だけの記憶を後から切り替え可能になりました
- 入口:7月23日にWorkとCodexで音声、8月7日に音声からのファイルアップロード、8月14日にLinux版が公開プレビューで登場しました
- 期限つきの用件:公式のDALL·E GPTは8月30日で提供終了。残したい画像は事前のダウンロードが推奨されており、以後はChatGPT Imagesを使います
8月のChatGPTの更新を並べてみると、派手な新機能よりも、今まで人が手でやっていた受け渡しを削る変更が中心でした。ファイルを開いて、コピーして、貼って、書式を直して、また戻る。この往復が短くなった分だけ、そのまま時間が浮きます。今日の仕事で往復している作業を1つ選んで置き換えてみる。それがいちばん確実な使い方です。
よくある質問
Q1. 無料のChatGPTは、本当に何度でも使えるようになったのですか?
文字のやり取りについては、そう案内されています。OpenAIの公式リリースノートは、2026年8月6日の更新として、FreeとGoの既定モデルがGPT-5.6 Lunaになり、その翌週からFreeとGoで文字チャットが無制限になると記しています。ただし条件が2つ添えられています。ひとつは、不正利用対策のガードレールの範囲内であること。もうひとつは、ファイルのアップロード、画像、その他のツールには引き続き制限が残ることです。さらにこの更新は、ChatGPTのチャット体験に対するものと明記されており、WorkとCodexは対象外とされています。無制限が指すのは、あくまで文字のやり取りの部分だと考えて使い分けてください(2026年8月22日時点の公開情報)。
Q2. Googleドライブとつなぐと、元のファイルが勝手に書き換わってしまいませんか?
リリースノートには、対応していて権限がある場合には、ChatGPTが元のファイルを直接更新できる、と書かれています。裏を返せば、更新できるのは権限が与えられている範囲に限られるということです。実務としては、まず閲覧だけの権限を持つフォルダでつないで、読ませる用途から始めるのが安全です。そのうえで、更新まで任せたいフォルダを1つ決めて、範囲を広げていく順番をおすすめします。提供範囲にも線が引かれており、最初はマイドライブと、自分に直接共有されたファイル・フォルダが対象で、共有ドライブは未対応とされています。ウェブ版が先行で、モバイルは後日と案内されています(2026年8月22日時点の公開情報)。
Q3. DALL·E GPTが終わると、これまで作った画像はどうなりますか?
2026年7月31日の告知で、公式のDALL·E GPTは2026年8月30日に提供終了すると発表されました。残しておきたい画像は事前にダウンロードしておくよう案内されています。以後の画像の生成と編集は、ChatGPT Imagesを使う形になります。なお、利用者が自分で作ったGPTのうち画像生成を有効にしているものは、この終了の影響を受けないとされています。会話の中に貼られたままの画像や、社内資料に使っている図版がある場合は、8月30日より前に手元へ保存しておくのが確実です。保存の作業自体は数分で終わりますが、終了後にそれらを取り出せるかどうかまでは案内されていません(2026年8月22日時点の公開情報)。
Q4. 社内で使うなら、どの新機能から試すのが安全ですか?
材料をこちらから渡す使い方から始めるのが無難です。最初の一歩は、長い文章を貼って要約や整理を頼む使い方です。2026年8月4日の更新で、1万文字を超える貼り付けは自動で添付ファイルに変わるようになったため、長い議事録や規程をそのまま渡しても入力欄が埋まりません。次にGoogleドライブ連携を、閲覧だけの権限を持つフォルダで試します。記憶の扱いが気になる場合は、2026年8月14日の更新で、プロジェクトごとに既定の記憶とそのプロジェクト内だけの記憶を切り替えられるようになっているので、案件ごとに分けられます。社内で誰が何を渡してよいかを先に決めてから広げてください(2026年8月22日時点の公開情報)。
参照元・出典
本記事は2026年8月22日時点の公開情報にもとづきます。対象期間は2026年7月20日から8月22日までで、根拠はOpenAIヘルプセンターの公式リリースノートに限定しました。第三者のまとめ記事や、公式ページで裏が取れなかった数値は使用していません。提供範囲は順次変わるため、判断の際はリンク先の最新の記載をご確認ください。
一次ソース
- ChatGPT — Release Notes(OpenAI ヘルプセンター)——本記事で扱った更新のすべて。7月23日・7月29日・7月31日・8月4日・8月6日・8月7日・8月10日・8月13日・8月14日・8月20日・8月21日の各項の記載にもとづきます
- Google ドライブ ヘルプ(Google 公式)——マイドライブと共有ドライブの違いなど、Googleドライブ側の仕様の確認先
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