2026.08.22 · 19分で読める

AIが作った文章や画像を仕事で使っていいか|各社の規約が実際に書いていること

「AIに作らせた文章を、そのままチラシに載せていいのか」。AI生成物の商用利用をめぐるこの問いは、実際には1つの問いではありません。①その文章の権利は誰のものか、②書いてある中身が正しいと誰かが保証してくれるのか、③もし他社の権利を侵していたとき誰が矢面に立つのか。この3つが、まとめて「使っていいか」と呼ばれています。

3つは、答えの出どころが違います。①は権利条項、②は免責・保証の条項、③は補償の条項に書かれていて、③だけは契約の種類で扱いがはっきり変わります。

この記事では、4社が公開している規約の原文を、2026年8月16日時点で確認した内容にもとづいて整理します。書くのは「規約にこう書かれている」という事実だけで、法律上どう評価されるかという判断は扱いません。

先に、結論を3行で

権利|4社いずれの規約にも、出力物の商用利用そのものを禁止する条項は見当たりません。無料・有料で権利の帰属を分ける条項も同様です。

保証|4社とも、出力の正確性は保証していません。OpenAI・Anthropic・Microsoftは「現状有姿」と書き、Googleは別の書き方でした。

補償|ここだけが決定的に違います。無料での利用は4社とも条文の対象外で、規定がある場合も条件が付いています。

「使っていい」は、3つの別々の問いに分かれる

この記事で出力物と呼ぶのは、AIに指示を出して返ってきた文章・画像・コードです。各社の規約では「アウトプット」「Output Content」と呼ばれ、指示文(Inputs)とは別に扱われています。

そのうえで、3つの層に分けます。どこが確認できていて、どこが未確認かが見えてきます。

「使っていい」を3つの問いに分解した構造図 出力物の権利は誰のものか、出力の中身は保証されるか、第三者の権利を侵害したとき誰が守るかという3つの層に分け、それぞれ各社の規約のどの条項に書かれているかを示した構造図。3つは別々の問いであり、1つに答えても残り2つは解決しないことを示している 「使っていい」は3つの問いに分かれる 1 出力物の権利は誰のものか 規約は「譲渡する」または「主張しない」と書く 4社とも、商用利用を禁じる条項は見当たらない 2 出力の中身は保証されるか 4社とも、出力の正確性は保証していない 確認は利用者の側、と明記した会社もある 3 侵害されたとき誰が守るか 会社が利用者を防御する規定は、有るものと無いもの ここだけ、契約の種類で扱いが大きく変わる 1つ答えても、残り2つは何も解決していない 出典: 各社の公式規約(2026年8月16日時点) AI Lab OISHI

①出力物の権利|書き方が2通りに分かれている

4社の規約を並べると、書き方が2通りに割れます。「譲渡する」と書く会社と、「所有権を主張しない」と書く会社です。

出力物の権利についての書き方が2つの型に分かれる対比図 OpenAIとAnthropicが権利を譲渡すると書く譲渡型、GoogleとMicrosoftが所有権を主張しないと書く型に分かれることを左右に並べた対比図。Microsoftはさらに権利の有無を利用者自身が判断するよう求めている点を示している 権利の書き方は2つの型に分かれる 譲渡する、と書く型 主張しない、と書く型 OpenAI 個人向け規約 アウトプットを所有します 権限をお客様に譲渡します Anthropic 両規約 we assign to you 法人向けは owns も併記 Google 本体の利用規約 won’t claim ownership 所有権を主張しない Microsoft サービス規約 doesn’t claim ownership 権利の有無は自分で判断 どちらの型でも、商用利用を禁じる条項は見当たらなかった 無料と有料で権利を分ける条項も、確認した範囲では無い 出典: 各社の公式規約(2026年8月16日時点) AI Lab OISHI

「譲渡する」と書いている側

OpenAIの個人向け利用規約(2026年1月1日発効・日本語の公式訳)は、こう定めています。

お客様と OpenAI との間において、適用される法律で認められる範囲において、お客様は、(a)インプットに対する所有権を保持し、(b)アウトプットを所有します。当社はアウトプットに関する権利、権原、及び利益がある場合、これらすべての権限をお客様に譲渡します。

この規約は冒頭で、ChatGPT、DALL·E、OpenAIの個人向けその他のサービスに適用されると書いています。つまり画像生成もこの条項の対象で、法人向け・API向けは別の規約になります。なお規約が名前を挙げているDALL·E自体は、APIでは2026年5月12日に、ChatGPT上でも2026年8月30日に提供終了と告知されています。

Anthropicも同じ型です。消費者向け規約は “Subject to your compliance with our Terms, we assign to you all of our right, title, and interest—if any—in Outputs”(本規約の遵守を条件として、当社の権利があれば、そのすべてを譲渡する)と定め、法人向け規約は “Customer … owns its Outputs”(顧客が出力を所有する)という宣言も置いています。

「所有権を主張しない」と書いている側

Googleの利用規約は “Google won’t claim ownership over that content.”、Microsoftのサービス規約は “Microsoft doesn’t claim ownership of any content … you … receive from, the AI services.”(いずれも、そのコンテンツの所有権を主張しない)と書いています。

Microsoftは、同じ項にもう一文を足しています。”make your own determination regarding the intellectual property rights you have in output content”——出力についてどんな知的財産権を持つかは利用者自身が判断すること。判断を利用者側に差し戻しているのは、4社でMicrosoftだけでした。

「同じ出力が、他の人にも出ている」と書いた会社がある

権利の話で見落とされやすい一文が、同じ規約にあります。

当社の本サービス及び一般的な人工知能の性質上、アウトプットは特有のものではない場合があり、他のユーザーが当社の本サービスから同様のアウトプットを受け取る場合があります。上記の当社による権限譲渡は、他のユーザーのアウトプット又はサードパーティのアウトプットには適用されません。

譲渡されるのは自分が受け取った出力についてだけだと書かれています。工場で同じ型から抜いた部品のようなもので、手元の1個は自分のものですが、同じ型から出た他の1個までは違います。

②免責・保証|4社とも「正確です」とは書いていない

2つ目の層は、4社の書き方がよく揃っていました。出力の正確性を保証している会社は、確認した範囲では1社もありません。

OpenAIの個人向け利用規約は「当社の本サービスは『現状有姿』で提供されます」「アウトプットは常に正確であるとは限りません」としたうえで、こう定めています。

お客様は、本サービスからのアウトプットを使用又は共有する前に、必要に応じて人による確認を行うなど、お客様のご利用事案に対するアウトプットの正確性と適切性を評価する必要があります。

Anthropicの法人向け規約は “THE SERVICES AND OUTPUTS ARE PROVIDED ‘AS IS’ … WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND”(いかなる保証もなく現状有姿で提供される)、”ANTHROPIC DOES NOT WARRANT … OUTPUTS ARE ACCURATE, COMPLETE OR ERROR-FREE”(正確・完全・エラーがないことを保証しない)と大文字で書いています。消費者向けの規約も、自ら正確性を確認せずに出力へ依拠すべきではない、と定めています。

Googleの利用規約は “Unless explicitly permitted by service-specific additional terms, don’t rely on the services for medical, legal, financial, or other professional advice.”(サービス固有の追加規約で明示的に許可されている場合を除き、専門的助言に依拠しないこと)と書き、MicrosoftはSection 12で “AS IS” に加えて “WITH ALL FAULTS”(すべての瑕疵を含む状態)を置き、AIサービスの条項では、第三者からの請求への対応は利用者が単独で責任を負う、としています。

実務に落とすと、意味は1つです。出力を外に出す前の確認工程を、社内の誰かが持たなければならない。翻訳を外注して届いた原稿を、印刷所へ回す前に読み合わせる工程に相当します。これを文章にしておく作業は、生成AIの社内ガイドライン作成ガイドで整理しています。

③補償|ここだけ、契約の種類で扱いが変わる

補償とは、出力が第三者の権利を侵害していると主張されたとき、AI提供会社が利用者を防御するかどうかの規定です。ここは4社でばらばらでした。

適用される規約別に見た、会社から利用者への補償規定の有無 OpenAI個人向け規約、OpenAI事業者向け規約、Anthropic消費者向け規約、Anthropic法人向け規約、Google Cloudの追加補償、MicrosoftのCCCの6つについて、会社から利用者への補償規定があるかどうかと、条文に書かれた限定を並べたマトリクス。無料での利用はいずれも条文の対象に入っていないこと、対象かどうかはどの規約が適用されるかで決まることを注記している 会社が利用者を守る規定は有るか無いか 適用される規約 会社からの補償 条文に書かれた限定 OpenAI 個人向け規約 規定は無い 利用者から会社への一方向 OpenAI 事業者向け規約 防御する規定あり API と Enterprise の条のみ Anthropic 消費者向け 規定は無い 利用者から会社への一方向 Anthropic 法人向け 防御する規定あり 条文は paid use に限定 Google Cloud の追加補償 防御する規定あり 無償提供のものは対象外 Microsoft の CCC 防御する規定あり 有償の製品と必須の緩和策 無料での利用は、4社とも条文の対象に入っていない 対象かどうかは、どの規約が適用されるかで決まる 出典: 各社の公式規約(2026年8月16日時点) AI Lab OISHI

Anthropicは「有料での利用」と条文に書いている

Anthropicの法人向け規約のSection K.1は、”Customer Claim” と定義される請求から顧客を防御すると定めています。

“Customer Claim” means a third-party claim, suit, or proceeding alleging that Customer’s paid use of the Services … in accordance with these Terms or Outputs generated through such authorized use violates any third-party intellectual property right.

顧客による有料での、本規約に従った利用や、その利用で生成された出力が第三者の権利を侵害すると主張された場合に、Anthropicが顧客を防御する、という意味です。条文に “paid use”(有料での利用)と書かれており、無料での利用はこの文言に含まれていません。

Section K.3には除外事由が(a)〜(f)の6つ並びます。仕事での利用に直接かかるのは3つです。”(c) Inputs or other data provided by Customer”(顧客が提供した入力その他のデータ)、”(d) use … in a manner that Customer knows or reasonably should know violates or infringes the rights of others”(他者の権利を侵害すると知り、または当然知るべき態様での利用)、”(f) an alleged violation of trademark based on use of an Output in trade or commerce”(出力を商取引で使ったことに基づく商標権侵害の主張)。商標を外しているのはAnthropicだけではなく、OpenAI・Google・Microsoftの規約にも同じ趣旨の一文があります。

個人・消費者向けには、そもそも補償規定が無い

OpenAIの個人向け利用規約にも、Anthropicの消費者向け規約にも、会社から利用者への補償規定はありませんでした。あるのは逆方向の規定だけです。

OpenAIの個人向け利用規約は「お客様が企業又は組織であるときには(中略)当社、当社の関連会社、及び当社の従業員を補償し、損害を与えないものとします」と定めています。矢印の向きが、一般に期待される向きと逆です。

責任の上限も書かれています。「当社の総責任額は(中略)12か月間にお客様が支払った金額、又は100米ドル($100)のいずれか大きい額を超えない」。たとえるなら、差し出される傘の大きさがあらかじめ決められている状態です。

OpenAIの補償は、別の規約にありました。規約上の見出しは「アウトプットに関する補償」で、置かれているのはAPI向けとEnterprise向けの条だけです。

MicrosoftとGoogleは「有償であること」を定義に書いている

Microsoftは、この領域に名前の付いた制度を持っています。Customer Copyright Commitment(CCC)です。対象になる “Covered Product” の定義そのものに、”excluding free Previews“(無償のプレビュー版を除く)と “available for a fee“(有償で提供されるもの)が書き込まれていました。

Googleも同じ形でした。補償の対象は “Generative AI Indemnified Service” と呼ばれる一覧掲載のサービスで、その定義に “not provided to Customer free of charge“(顧客に無償で提供されているものではないもの)と書かれています。一覧に消費者向けのGeminiアプリはありません。

補償には条件がある|Microsoftが公開している必須項目

補償の話でいちばん抜けやすいのがここです。制度があること自社が対象になることは別で、いわば、看板と、自分がその中に入っているかの違いです。MicrosoftはCCCの適用条件(Required Mitigations、必須緩和策)を公開しています。

Customer Copyright Commitment の必須緩和策 Microsoft の CCC を維持するために必要な条件として、共通で必要なメタプロンプトの実装と評価テストの実施、Azure OpenAI の用途別に必要なフィルタ設定を並べた図。請求時に顧客側が遵守を立証する必要があること、安全システムが固定の製品には適用されないこと、Copilot Studio と GitHub Copilot にはサービス固有の緩和策が代わりに適用されることを示している 補償には、満たすべき条件がついている 共通で必要なこと Azure OpenAI の用途別 メタプロンプトの実装 侵害を防ぐようモデルに指示 評価テストと報告書の保持 第三者の内容が出ないか検査 テキスト生成は filter モード コード生成は annotate か filter Prompt Shield も filter に 画像生成は追加の要件なし 請求のとき、条件を満たしていたことを顧客が示す 安全システムが固定の製品には、この必須項目は適用されない Copilot Studio と GitHub Copilot には、サービス固有の緩和策 出典: Microsoft Learn の必須緩和策ページ(2026年8月16日時点) AI Lab OISHI

どの製品に、この条件が付くのか

ページは適用範囲を先に区切っています。

The requirements described below apply only to customers using Azure OpenAI … and other Covered Products with configurable Metaprompts or other safety systems (“Configurable GAI Services”). They do not apply to customers using other Covered Products including Copilots with safety systems that are fixed. The only Configurable GAI Services are Microsoft Copilot Studio and GitHub Copilot; the Universal Required Mitigations do not apply to these offerings, but service-specific mitigations apply instead.

対象は Azure OpenAI と、安全機能を自分で設定できる製品(Configurable GAI Services)で、安全機能が固定されたCopilotなどには適用されません。そのうえでページは、それにあたるのは Copilot Studio と GitHub Copilot の2つだけだとしたうえで、この2つには共通の必須緩和策ではなく、サービス固有の緩和策が代わりに適用されると続けています。

共通で求められる2つ

Azure OpenAI などを使う場合、次の2つが共通の必須項目です(いずれも2023年12月1日発効)。

項目 求められている内容(原文の要点)
メタプロンプト 出力での著作権侵害を防ぐようモデルに指示するメタプロンプトを含めること(”a metaprompt directing the model to prevent copyright infringement”)
テスト・評価報告書 第三者コンテンツの出力を検出する設計のテストで評価し、継続的な再現があれば対処すること。報告書を顧客が保持し、請求時にMicrosoftへ提供すること

2026年8月16日時点でMicrosoft Learnの必須緩和策ページに掲載されていた内容です。同ページには「確定版はEN-US版」という注記があります。

用途別には、テキスト生成なら protected material text モデルを filter モードで、コード生成なら protected material code モデルを annotate か filter モードで有効にし、いずれも Prompt Shield を filter モードにするとされています。画像生成など他の用途は “No additional requirements.”(追加の要件なし)です。

いちばん効いてくるのは「立証」の一文

If a customer tenders a claim for defense, the customer will be required to demonstrate compliance with all relevant requirements, both on this page and as listed in the Product Terms.

防御を求めるとき、このページと Product Terms の両方に載っている関連要件をすべて遵守していたことを証明することが求められる、という意味です。火災保険で消火設備の点検記録を求められる場面と考えると、位置づけがつかみやすくなります。

ベンダーがこの条件をどこまで把握しているかは、そのまま与信の材料になります。確認の観点はAIベンダーのセキュリティを見極める設計に整理してあります。

「AIが作りました」と書く義務はあるのか

ここも会社ごとに違います。OpenAIの個人向け利用規約は禁止事項として「人が作り出したものではない場合に、アウトプットを人が作り出したものと表示すること」を挙げています。「AI製と書け」ではなく「人間が作ったと偽るな」という否定形です。

AnthropicのUsage Policy(Effective September 15, 2025)は、4社のなかでもっとも具体的でした。消費者向けのチャットボットについて “disclose to users that they are interacting with AI rather than a human. This disclosure must be provided at a minimum at the beginning of each chat session.”(AIとやり取りしていることを、少なくとも各チャットセッションの冒頭で開示しなければならない)と定めています。

さらに高リスク用途では、Human-in-the-loop として「その分野の有資格の専門家が、配布または最終化の前にレビューしなければならない」と書かれています。列挙されているのは法務、医療、保険、金融、雇用・住宅、学術試験・認定・入学、報道コンテンツです。

Googleの規約には、確認した範囲でAI生成であることの明示要求は見当たりませんでした。一方Microsoftのサービス規約には、来歴情報を消す行為と、”misleading others about whether content was generated by using the AI services”(AIで生成したかどうかを誤認させること)を目的とした利用を禁じる一文があります。

この調査で確認できなかったこと

書けなかったことも、同じ精度で書きます。

社内で今日できる5つの確認

順番に実行できる形にしました。補足が要るのは2番と3番です。

AIの出力物を仕事で使う前に確認する5つの項目 自社の契約がどの規約に該当するかの確認、規約ページの発効日の記録、補償条項と条件の確認、出力を外に出す前の人の確認の担当決め、社内ルールへの規約名と日付の記載という5つの手順を並べたチェックリスト図 今日できる5つの確認 1 自社の契約が消費者向けか法人向けかを確かめる 2 規約ページの発効日を控え、定期的に見直す 3 補償の条項があるか、条件が付いていないかを読む 4 出力を外に出す前の確認を、誰がやるか決める 5 社内ルールに、確認した規約名と日付を書き添える 規約は改定される。日付とセットで記録する 3番だけは契約先への確認が要ることがあるため、期限を決めて進める AI Lab OISHI

2番の発効日をメモに残す作業は、いわば健康診断の記録で、1回では意味が薄く、続けると変化が見えます。

3番の補償条項は、公開ページだけでは全体が読めないことがあります。契約先に「補償の条項はどの文書のどこにありますか」と聞くのは不躾ではありません。パートナーを選ぶ段階なら、中小企業のAI導入パートナーの選び方の3つの判断軸が質問リストになります。

私たちの見解|規約は読む物ではなく、控える物

1つ目は、「使っていいか」を1問だと思わないこと。権利の話だけで安心して確認工程を置かない、補償制度の名前だけを聞いて条件を確かめずに進める。どちらも答えが出たのは3問のうち1問です。

2つ目は、規約は読み込む物ではなく、控える物だということ。全文を精読しても、次の改定で前提が変わります。それより、どのページのどの日付を見たかを記録するほうが効きます。

3つ目は、条文の書き方の違いに、そこまでの意味を読み込まないこと。ただ、2つの型の違いがどういう帰結になるかは法律の評価の話で、この記事の範囲を超えます。言えるのは書き方が2通りあるという事実までです。そこから先が必要な段階なら、専門家に相談するべき局面だと考えています。

どのAIを業務のどこに使うかという手前の設計は、中小企業のAIツール選びの3軸無料枠で仕事を半分にする使い方25選に整理しました。文章や画像をAIで用意する運用は、月額制のホームページ制作サービスでも同じ確認を行っています。迷っているなら、無料相談で一緒に整理させてください。

まとめ

AIの出力物をめぐる規約は、思ったより読みやすい言葉で書かれていました。難しいのは条文の解読ではなく、どの規約が自社に適用されているかの特定読んだ日付を残すことです。

よくある質問

Q1. AIが作った文章や画像を、そのまま自社の広告やチラシに使ってもいいのですか?

2026年8月16日時点で確認した4社(OpenAI・Anthropic・Google・Microsoft)の規約に、出力物の商用利用そのものを禁止する条項は見当たりませんでした。ただし規約が触れているのは権利の帰属までで、内容の正しさは別の話です。OpenAIの個人向け利用規約(2026年1月1日発効)は「お客様は(中略)本コンテンツに対して責任を負います」と定めており、確認の責任は利用者側にあります。

Q2. 無料プランで作ったものと、有料プランで作ったもので、権利に違いはありますか?

権利の帰属について、確認した4社の規約に無料と有料で差を設ける条項は見当たりませんでした。差が出るのは補償の側です。Anthropicの法人向け規約(2025年6月17日発効)は、防御の対象を「Customer’s paid use of the Services」つまり有料での利用と書いており、無料での利用は条文の文言に含まれていません。Anthropicの消費者向け規約とOpenAIの個人向け利用規約には、会社から利用者への補償規定がありません。

Q3. AIが作ったものが他社の権利を侵害してしまった場合、AI提供会社は守ってくれますか?

会社によって書き方が分かれます。Anthropicの法人向け規約(2025年6月17日発効)は、顧客の有料での利用や、その利用で生成された出力が第三者の知的財産権を侵害すると主張された場合に、Anthropicが顧客を防御すると定めています。ただし顧客が提供した入力に起因する場合と、侵害を知りまたは当然知るべき態様で利用した場合は除外されます。MicrosoftはCustomer Copyright Commitment(CCC)という制度を持ちます。OpenAIの個人向けとAnthropicの消費者向けの規約には、補償規定はありません。

Q4. 「この画像はAIが作りました」と書く義務はありますか?

会社によって書き方が違います。OpenAIの個人向け利用規約は、禁止事項として「人が作り出したものではない場合に、アウトプットを人が作り出したものと表示すること」を挙げています。AI製と書けではなく、人間が作ったと偽るなという否定形です。AnthropicはUsage Policyで、消費者向けチャットボットについて、AIとやり取りしていることを少なくとも各チャットセッションの冒頭で開示しなければならないと定めています。Microsoftのサービス規約には、AIサービスで生成したかどうかについて他者を誤認させる目的での利用を禁じる一文があります。Googleの規約には、確認した範囲で明示要求は見当たりませんでした。

参照元・出典

本記事は2026年8月16日から17日に各社の公式ドメインで確認した記載にもとづきます。規約に何と書かれているかの整理であり、法律上の評価を示すものではありません。

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