2026.09.19 (更新 2026.09.18) · 19分で読める AIツール比較

ChatGPTでチラシを作って一部だけ直す|画像編集の[選択]とコメントの使い方(Images 2.5)

ChatGPTの画像機能でチラシを作ると、実務で効いてくるのは「作る」より「一部だけ直す」ほうです。2026年9月8日に公開されたChatGPT Images 2.5では、画像の一部を選んで直す方法に加えて、画像に直接コメントを置いて直したい箇所を伝える方法が、OpenAIから案内されています。

作り直さずに「ここだけ」直せるようになった

筆者も仕事で、チラシなどをChatGPTの画像機能で作りました。仕事のものなので実物はお見せできませんが、特に助かったのは直し方です。気になった所だけを消したり、画像に書き込みやコメントを入れて「ここをこう変えて」と伝えたりして、全体を作り直さずに直せました。

指示を書き直して全体を作り直すやり方だと、1か所を直したいだけなのに、気に入っていた部分まで変わってしまうことがあります。いわば、誤字を1文字直すために、チラシを丸ごと刷り直すような遠回りです。一部だけ直せると、この遠回りが減ります。修正のやり取りの往復が減った、というのが使ってみた実感です。

ただし、どこまでが公式に案内されている機能で、どこからが報道や画面の上の話なのかは、分けて押さえる必要があります。この記事では、OpenAIのヘルプ・リリースノート・発表と、報道を書き分けて整理します。

全体を作り直すか、ここだけ直すか 指示を書き直して全体を再生成すると、良かった所まで変わりやすく、全体をもう一度確かめ直すため往復が増えやすい。範囲を選ぶかコメントで伝えて直したい所だけに手を入れると往復が減りやすいが、選んだ範囲の外まで変わることがある。どちらの場合も文字と数字は人が確かめる。回数や時間を測ったものではない、考え方を示す図 全体を作り直すか、ここだけ直すか 考え方の図(実測ではありません) 全体を 作り直す 指示を書き直して、全体を再生成 良かった所まで変わりやすい 全体をもう一度確かめ直す → 往復が増えやすい ここだけ 直す 範囲を選ぶ・コメントで伝える 直したい所だけに手を入れる → 往復が減りやすい ただし、選んだ範囲の外まで 変わることがある どちらも、文字と数字は人が確かめる AI Lab OISHI

この記事を読むとわかること

  • 2026年9月8日のImages 2.5で、公式に増えたことと、報道にあること
  • 公式が案内する「一部だけ直す」2つの方法と、使える場所
  • チラシを作る手順と、一部だけ直す手順
  • 直すと崩れやすいところと、その対処
  • 印刷・配布の前に人が確かめること、権利と学習の設定

2026年9月8日のImages 2.5で何が増えたか

ChatGPT Imagesは、ChatGPTで画像を作ったり直したりする機能の総称です。OpenAIは2026年9月8日に、その新しい版であるImages 2.5を公開しました。発表によれば、全プランのChatGPTとCodexの利用者が、デスクトップ・モバイル・ウェブで使えます。同じ提供範囲は9to5Macの記事(2026年9月8日)も伝えています。

発表の中から、チラシ作りに関係する点を拾うと次のとおりです。

このほか、手描きの絵から画像を作るスケッチ(ヘルプではモバイルアプリで案内)と、作った画像のプロンプトを共有する機能も加わりました。安全面の評価をまとめたSystem Card(2026年9月8日公開)も、画像を編集するときの結果の一貫性が高まり、インフォグラフィックの正確さとレイアウトが向上したと書いています。

一方で、報道には公式の文書にない話も出ています。TechRadarの記事(2026年9月8日)によれば、新しい編集用のツールバーにはMarkup(書き込み)、Comment(コメント)、Remove BG(背景削除)、Erase(消しゴム)、Resize(サイズ変更)の5つが並びます。ウェブ版は生成した画像の上に出る[Edit]ボタンから、アプリ版は画像をタップして編集モードに入る、と書かれています。

同じ記事は、このツールバーが2026年8月中に、正式な発表のないまま配信されていたようだ、とも書いています。筆者が確認したOpenAIの公式ページ(ヘルプ「ChatGPT の画像」、リリースノート、Images 2.5の発表の日本語版、System Card)には、「書き込み」「消しゴム」「背景削除」という機能名は見当たりませんでした。ヘルプのモバイルの画像の操作には「サイズ変更と削除」がありますが、この「削除」が背景を消す機能を指すのかは、文面からは読み取れません。この記事では、公式の言葉である「選択」「コメント」「アスペクト比」「サイズ変更と削除」を軸に説明し、それ以外は報道か筆者の画面の話として書き分けます。

Images 2.5で公式に書かれていることと報道にあること 左の実線の枠は、OpenAIの発表・ヘルプ・リリースノートに書かれていること。選択で塗った範囲を言葉で直す、コメントで直す(ヘルプの記載はモバイル)、縦横比を変えると別の比率で作り直しになる、テンプレート(例にチラシが挙がる)、待ち時間を2.0比で最大50%短縮。右の破線の枠は、TechRadarの2026年9月8日の報道にあること。書き込み、消しゴム、背景削除、ウェブでも画像上のEditから使える、正式な発表なしで2026年8月中に配信されていた模様と記者が書いている。表示名は時期や環境で変わりうるため、公式の言葉である選択とコメントを軸にすることを示した図。枠線の違いは出どころの違いで、優劣ではない 公式に書かれていることと、報道にあること 出典:OpenAI公式(2026年9月)・TechRadar(2026年9月8日) 公式に書かれている 発表・ヘルプなど(実線) [選択]で直す 塗って言葉で直す コメントで直す ヘルプではモバイル 縦横比を変える 作り直しになる テンプレート 例にチラシが挙がる 待ち時間を短縮 2.0比で最大50% 報道にある TechRadar(破線) 書き込み Markup 消しゴム Erase 背景削除 Remove BG ウェブでも使える [Edit]から入る 正式発表なしで配信 2026年8月中と記者 表示名は、時期や環境で変わりうる 公式の言葉(選択・コメント)を軸に AI Lab OISHI

なお、ChatGPTの中にあった公式のDALL·E GPTは、2026年8月30日に廃止されました。一つ前の版にあたるImages 2.0の内容は、2026年4月時点の情報でChatGPT Images 2完全ガイドにまとめています。この記事は、その次の版での直し方の話です。

公式が案内する「一部だけ直す」2つの方法

OpenAIのヘルプ「ChatGPT の画像」は、画像を直す基本として、選択ツールで範囲を選んで変更内容を言葉で書く方法と、選択ツールを使わずに会話欄へ直接書く方法を挙げています。後者で特定の範囲だけを直したいときは、その範囲をプロンプトに書くよう案内しています。

このうち「ここだけ」を画像の上で指定できるのが、[選択]で塗る方法と、画像にコメントを置く方法の2つです。

方法1|[選択]で塗って、言葉で直す

使うのはエディターです。会話の中か[画像]の一覧で画像を選ぶと開き、ヘルプは「画像の一部を追加、削除、更新できます」と説明しています。操作は[選択][アスペクト比][元に戻す][やり直す][キャンセル][保存]の6つです。[元に戻す]と[やり直す]は、塗った選択範囲を直すための操作だと書かれています。

イメージとしては、校正紙の直したい所を赤ペンで囲み、横に指示を書いて渡す流れです。囲むのが[選択]、指示を書くのが入力欄にあたります。選択ツールを使わずに、エディターの入力欄へ変更内容だけを書くこともできます。

気をつけたいのは[アスペクト比]です。ヘルプの説明は「異なるアスペクト比で画像を再生成」で、縦横比を変えると一部の修正ではなく作り直しになります。縦横比は、最初に作るときに決めておくのが無難です。

方法2|画像にコメントを置いて直す

コメントは、文書によって書かれ方が違います。ヘルプとリリースノート(2026年9月8日の項)は、モバイルアプリで生成画像を全画面表示にすると、画像を編集したりコメントを追加したりできる、と案内しています。モバイルの画像の操作には「サイズ変更と削除」もあります。

一方、発表は「画像に直接コメントを置いて編集箇所を明確にできる」と書くだけで、場所を限っていません。ウェブ版でもコメントを使えたと書いているのは、先のTechRadarの記事です。

使える場所|ヘルプと発表で書き方が違う

ヘルプに書かれた対応環境は「ウェブ、iOS、Android」で、全プランで使えるとされています。発表は「デスクトップ、モバイル、ウェブ」で使えると書いています。デスクトップアプリは、OpenAIの解説サイト「ChatGPT Learn」の2026年7月末の更新情報が、生成した画像にコメントを付けて直す使い方を案内しています。[選択]がウェブと同じ形で使えるかは確認できませんでした。TechRadarも、編集のツールバーは正式な発表なしに配られていたようだと書いています。アカウントや時期によって見え方が違う可能性があるので、使う前に自分の画面で確かめてください。

ここまでを表にまとめます(横にスクロールできます)。

方法 やり方 出どころ
[選択]で塗る 直したい範囲を塗り、変えたい内容を言葉で書く ヘルプに記載(エディターとモバイルの両方)
文章だけで直す 選択せず、直したい範囲と変更内容を文章で書く ヘルプに記載
コメントを置く 全画面表示の画像にコメントを付けて、変えたい内容を伝える ヘルプとリリースノートはモバイルと記載。ウェブで使えたとするのは報道
[アスペクト比] 別の縦横比にする ヘルプに記載。説明は「再生成」=作り直し
報道にある道具 書き込み、なぞって消す消しゴム、背景削除 確認した公式ページでは名前が見当たらず、出典は報道(TechRadar)

画面の上で範囲を指定できないときの手もあります。OpenAIの画像入力に関するFAQは、注目してほしい箇所があるなら、アップロードする前に写真編集アプリの書き込みツールで印を付けることを検討するよう勧めています。ChatGPTに注目すべき所を示すための案内ですが、直してほしい所を伝える場面にも同じ考え方を応用できます。

画像を読ませるときの渡し方と、AIが苦手なことは、AIに写真や画面を見せて聞くで整理しました。

ChatGPTでチラシを作る手順

ここからは、公式の案内に沿った一般的な進め方です。筆者の作業をそのまま示したものではありません。

1|載せる文字を、先に文章で用意する

店名、日時、場所、電話番号、価格、問い合わせ先など、チラシに載せる文字を先にテキストで書き出します。これが、あとで画像の中の文字と照らし合わせる「原本」になります。

2|テンプレートから始める

ヘルプによれば、サイドバーの[画像]から[テンプレート]を開き、カテゴリとテンプレートを選んで、作りたいものの詳細を入れて送ります。ChatGPTから追加の質問が出ることがあり、表示された選択肢から選ぶか、自分で答えを書きます。アップロードの選択肢があれば、参考画像も添えられます。

テンプレートは、記入欄が決まった申込用紙のようなものです。白紙から考えるより、何を伝えればよいかが見えやすくなります。

3|用途と、載せたい文字を具体的に伝える

ヘルプは、大事な点は具体的に書くよう勧め、ポスターを作るなら用途と載せたいテキストを説明する、という例を挙げています。チラシでも同じで、たとえば次のように伝えます。

店頭に置く縦長のチラシ。秋のセールの告知。見出しは「秋の感謝セール」。その下に日時・場所・電話番号を入れる(この後に、用意した原本の文字を貼る)。落ち着いた色で、写真は使わない。

文字はできるだけ少なく、大きく載せる前提で頼むのが無難です。細かい文字の扱いは、後の「崩れやすいところ」で触れます。

4|縦横比は最初に決める

ヘルプによれば、画像は任意のアスペクト比で作れます。アスペクト比の選択欄で選ぶか、プロンプトに希望の比率を書きます。後から[アスペクト比]で変えると作り直しになるため、最初の依頼に含めておくと手戻りが減ります。

他社の画像生成との違いは、AI画像生成 完全比較2026年5月で、当時の情報をもとに比べました。

また、Images 2.5はCodexでも使えると発表されています。開発の作業の中で画像を作る方法は、Codex CLI /imagegen 完全ガイドで扱っています。

画像の一部だけ直す手順|選択・コメント・報道にある道具

[選択]で直す

ヘルプの説明をもとにすると、流れは4つの段階に分けられます。

選択で一部だけ直す4ステップ 1は画像を選んでエディターを開く(会話の中か画像の一覧から選ぶ)。2は選択で直したい所を塗る(モバイルはスライダーで大きさを変える)。3は変えたい内容を言葉で書く(何を、どう変えるか、変えない所を書く)。4は結果を確かめて保存する(良い版は手元にも保存しておく)。同じ枠の中に、塗った範囲の外まで変わることがあるという、OpenAIのヘルプに明記された限界と、直した後は全体を前の版と見比べるという注意を示した図 [選択]で一部だけ直す4ステップ OpenAIのヘルプをもとに作成(2026年9月17日確認) 1 画像を選んで、エディターを開く 会話の中か[画像]の一覧から選ぶ 2 [選択]で、直したい所を塗る モバイルはスライダーで大きさを変える 3 変えたい内容を、言葉で書く 何を・どう変えるか・変えない所を書く 4 結果を確かめて、[保存]する 良い版は手元にも保存しておく 塗った範囲の外まで 変わることがある OpenAIのヘルプに明記されている限界 直した後は、全体を前の版と見比べる AI Lab OISHI

モバイルアプリでは、[選択]を押すとスライダーで選択ツールの大きさを変えられます。塗り終えたら[次へ]を押し、会話欄で、塗った範囲に加える変更を書きます。

言葉で指示するときは、何を、どう変えるか、変えないものは何かを、1回に1か所ずつ書くと意図が伝わりやすくなります。たとえば「塗った範囲の見出しを『秋の感謝セール』に変えてください。色と位置、ほかの部分は変えないでください」のように書きます。

コメントで直す

方法2で見たとおり、モバイルアプリでは全画面表示にした画像にコメントを付けて、変えたい内容を伝えます。TechRadarは、画像の要素をクリックして「これを消す」「これを青にする」といったコメントを付け、送信するとChatGPTがその指示に従って直す、と説明しています。

たとえるなら、校正紙に付せんを貼り、「ここを直して」と書いて戻すやり方です。どこを直すかと何をするかが1枚の上で結び付くので、文章だけで場所を説明するより伝わりやすくなります。

報道にある「書き込み」「消しゴム」「背景削除」

TechRadarによれば、Erase(消しゴム)は消したい物をブラシでなぞるだけで使え、正確になぞる必要はないとしています。Remove BG(背景削除)は手前の要素を残して背景を消し、ダウンロードすると背景が透明なPNGになります。Markup(書き込み)は、画像に書き込みを加える道具です。Resizeには、縦長の3:4、ワイドの16:9、横長の4:3などの比率が並ぶと書かれています。

背景を透明にすること自体は、ヘルプにも「指示に従って背景を透明にできる」とあり、言葉で頼むこともできます。

筆者の画面でも、画像の一部を消す操作や、画像に書き込んで指示を出す操作が使えました。ただ、画面に出る名前や置き場所は、時期や環境で変わる可能性があります。手元の画面と違っていたら、ヘルプにある[選択]と入力欄での指示に戻れば十分です。

直すと崩れやすいところと対処

一部だけ直せるといっても、狙いどおりにいかないことはあります。OpenAI自身が、次の3つの限界を書いています。

直すと崩れやすい3つと、その対処 1つ目は、選んだ範囲の外まで変わることがある(OpenAIのヘルプ)。対処は、1回に1か所にして変えない所も言葉で書くこと。2つ目は、文字の位置と鮮明さが乱れることがある(OpenAIの開発者向けガイド、API向けの文書)。対処は、細かい文字や数字を最後に人が入れること。3つ目は、ロゴなどブランド要素がぶれることがある(同じガイド)。対処は、正式なロゴを人が元のデータで入れること。共通して、良い版を保存してから次の1か所へ進む。作った画像は画像の一覧に自動保存されることを示した図 直すと崩れやすい3つと、その対処 出典:OpenAIのヘルプ・開発者向けガイド(API向け) ① 選んだ範囲の外まで変わることがある → 1回に1か所。変えない所も言葉で書く 出典:OpenAIのヘルプ ② 文字の位置と鮮明さが乱れることがある → 細かい文字や数字は、最後に人が入れる 出典:OpenAIの開発者向けガイド(API向けの文書) ③ ロゴなどブランド要素がぶれることがある → 正式なロゴは、人が元のデータで入れる 出典:OpenAIの開発者向けガイド(API向けの文書) 良い版を保存してから、次の1か所へ 作った画像は[画像]に自動保存される(ヘルプ) AI Lab OISHI

1|選んだ範囲の外まで変わることがある

ヘルプは、ハイライトの範囲は必ずしも正確ではなく、選んだ範囲の外にも編集が及ぶ場合がある、とエディターの説明とモバイルの説明の両方に書いています。直した後は、直した所だけでなく、全体を前の版と見比べてください。

2|文字の位置と鮮明さが乱れることがある

開発者向けの画像生成ガイドは、限界として「文字の描画は大きく改善したが、正確な配置と鮮明さにはまだ苦労することがある」と書いています。レイアウトが厳密な構成で要素を正確に置くことも難しい場合がある、としています。API向けの文書でChatGPTの画面の説明ではありませんが、同じ系列のモデルの限界として参考になります。

電話番号や価格のような細かい文字は、画像の中で何度も直すより、最後に人が入れたほうが確実な場面があります。背景と見出しだけを画像で作り、小さな文字はデザインやスライドのソフトで重ねる、という分け方もできます。

3|ロゴなどブランド要素がぶれることがある

同じガイドは、繰り返し登場するキャラクターやブランド要素の見た目を、何度も生成する中で一貫させるのが難しい場合があるとも書いています。自社のロゴや決まった色は、画像に描かせるより、正式なデータを人が後から差し込むほうが安全です。

対処の基本|1回に1か所、良い版を残す

ヘルプによれば、ChatGPTで作った画像はすべて[画像]に自動で保存され、あとから見返せます。TechRadarも、編集のたびに別のファイルとして残り、編集モードで上下にスクロールすると前の版に戻れると書いています。言い換えれば、直すたびに下書きの控えが1枚ずつ増えていく仕組みです。良い版ができたら[保存]で手元にもダウンロードしてから、次の1か所に進むと安心です。

なお、ヘルプには、[画像]から画像を消すには、その画像を作った会話を削除すると書かれています。会話を整理するときは、残したい版を先に保存しておきましょう。

印刷や配布の前に、人が確かめること

一部だけ直せるようになっても、外に出す前の確認は人の仕事です。見るべき所は4つあります。

刷る前・配る前に、人が確かめる4つ 文字と数字は、電話・住所・日付と曜日・価格を原本と1字ずつ照らし合わせる。解像度は、保存した画像の幅と高さを見る。A4を300dpiで刷るなら約2,480×3,508ピクセルが目安(一般的な計算で、OpenAIの説明ではない)。権利は、他社のロゴや人の写真、作品を勝手に使っていないか確かめる。来歴は、作成元の情報が加工で消えうることと、正確さや権利の保証ではないことを押さえる。いずれも人が確かめることを示した図 刷る前・配る前に、人が確かめる4つ 出典:OpenAIのヘルプ・利用規約(2026年9月17日確認) 文字・数字 電話・住所・日付と曜日・価格 原本と1字ずつ照らし合わせる 解像度 保存した画像の幅と高さを見る A4・300dpiなら約2,480×3,508 ※一般的な計算による目安 権利 他社のロゴ・人の写真・作品を 勝手に使っていないか 来歴 作成元の情報は加工で消えうる 正確さや権利の保証ではない AI Lab OISHI

文字と数字は、原本と照らし合わせる

電話番号、住所、日付と曜日、価格、URLは、1字ずつ原本と照らし合わせます。AIは、もっともらしいけれど違う内容を、自然に見える形で出すことがあります。

そうした間違いが起きる理由と、業務での確かめ方はAIが自信満々に間違えるのはなぜかで整理しました。

OpenAIの利用規約(2026年1月1日発効)も、出力を使ったり共有したりする前に、必要に応じて人が確認するなどして、正確さと適切さを評価するよう求めています。

解像度は、保存したファイルで確かめる

ChatGPTの画像のヘルプには、保存される画像の形式や画素数は書かれていません。印刷に使うなら、保存したファイルを開いて、幅と高さのピクセル数を確かめます。Macなら、Finderでファイルを選んで「情報を見る」を開くと確認できます。Windowsなら、ファイルを右クリックして[プロパティ]の[詳細]タブで確認できます。

目安として、A4(210×297mm)を300dpiで刷るには、約2,480×3,508ピクセルが必要です(一般的な計算で、OpenAIの説明ではありません)。dpiは1インチあたりの点の数です。画素数は、印刷の「きめの細かさ」に相当します。画素数の足りない画像を大きく刷ると、ぼやけやすくなります。

参考までに、開発者向けガイドのAPIの仕様では、長い辺は3,840ピクセルまでで、2,560×1,440を超える解像度は試験的な扱い、形式の初期設定はPNGです。これはAPIの話で、ChatGPTの画面から保存する画像に同じ条件が当てはまるとは書かれていません。印刷会社に出すなら、解像度・色の形式・塗り足しなど、入稿の条件を先に確認してください。

権利と、仕事の画像を扱うときの設定

作った画像の権利

OpenAIの利用規約では、利用者とOpenAIの間では、法律で認められる範囲で、利用者が入力の所有権を持ち、出力を所有するとされています。ただし、出力は利用者だけのものとは限らず、ほかの利用者が同じような出力を受け取ることがある、とも書かれています。入力に必要な権利や許諾を得ていることは、利用者が保証する立場です。

利用ポリシーは、他者の知的財産権を侵害する行為、本人の同意なく人の肖像を使って本物と誤認させるおそれのある使い方、なりすましなどを禁じています。チラシでは、他社のロゴや商品、有名な人物、他人の作品を勝手に使わないことが基本です。商標や著作権、肖像の問題になりうるからです。

また、利用規約の「出力を所有する」はOpenAIとの間の取り決めで、日本の著作権法でAIが作った画像がどう扱われるかは別の問題です。国の考え方は文化庁「AIと著作権について」に資料がまとめられています。

作成元を示す情報(C2PAとSynthID)

System Cardによれば、ChatGPT Images 2.5の画像には、業界標準の来歴情報であるC2PAのメタデータと、Google DeepMindのSynthIDによる見えない電子透かしが使われています。C2PAは、作成元や編集の履歴をファイルに添えるための標準です。

ただし、OpenAIのヘルプは、C2PAのようなメタデータはプラットフォームや編集ツール、形式の変換で消えることがあると書いています。PetaPixelの記事(2026年5月20日)も、C2PAはほかのメタデータと同じく改ざんや削除がありうると指摘しています。さらにヘルプは、来歴の情報は内容の正確さや、編集されていないこと、権利の所在を保証するものではないとしています。来歴の情報は、ほかの確認の代わりにはなりません。

仕事の画像をアップロードするときの設定

お客様の情報や未公開の価格が写った画像を扱うなら、学習の設定を先に確かめます。OpenAIのヘルプに書かれている内容は次のとおりです。

仕事の画像を扱う前に、設定を確かめる 個人向けのプランでは、初期設定では内容が学習に使われることがあり、設定のデータコントロールでオフにできる。オフにした後の新しい会話から対象外になり、一時チャットは学習に使われない。法人向けのBusiness、Enterprise、APIは、初期設定で入力と出力を学習に使わない。どちらも、評価(フィードバック)で共有した内容は学習に使われることがある。お客様の情報を扱う画像は、設定を先に確かめることを示した図 仕事の画像を扱う前に、設定を確かめる 出典:OpenAIのヘルプ・法人向けプライバシー(2026年9月17日確認) 個人向けのプラン ・初期設定では、学習に使われることがある ・設定のデータコントロールでオフにできる ・オフにした後の新しい会話から対象外 ・一時チャットは学習に使われない 法人向け(Business・Enterprise・API) ・初期設定で、入力と出力を学習に使わない どちらも、評価(フィードバック)で 共有した内容は学習に使われることがある お客様の情報を扱う画像は、設定を先に確かめる AI Lab OISHI

アップロードできる画像はPNG・JPEG・GIF(アニメーションなし)で、1枚20MBまでです。お客様の情報が写る画像を扱うなら、学習のオフ、一時チャット、法人向けプランのいずれかを選んでおく、というのがこの記事の考えです。

自分で直す範囲と、デザイン会社に出す範囲

ここからは筆者の見解です。一部だけ直せるようになって、社内で片付けられる修正の幅は広がりました。一方で、任せきりにしないほうがよい場面もあります。

社内で直しやすいもの

デザイン会社に出したほうがよいもの

両者は二者択一ではありません。ChatGPTで作ったたたき台を見せて「この方向で」と伝えれば、デザイン会社との最初のすり合わせも短くできるはずです。

ChatGPTの画像編集は、手元に置いた「下書き用の修正台」のようなものだと考えています。小さな直しはそこで済ませ、本番の仕上げと最終の確認は人が持つ。この線を引いておけば、便利さを安心して使えます。

まとめ

1|直し方の軸は公式の2つ [選択]で塗って言葉で直す方法と、画像にコメントを置く方法(ヘルプの記載はモバイル)です。

2|道具の名前は変わりうる 書き込み・消しゴム・背景削除は、報道にある名前です。

3|範囲の外まで変わることがある 1回に1か所。良い版を保存してから次に進みます。

4|文字と画素数は人が確かめる 電話番号や価格は原本と照らし合わせ、画素数は保存したファイルで確認します。

5|権利と学習の設定を先に 他社のロゴや人の写真を勝手に使わず、仕事の画像は学習の設定を確かめてから扱います。

作り直さずに直せるようになったことで、チラシの小さな修正は社内で回しやすくなると考えています。まずは文字の少ない告知から、1か所ずつ試してみてください。

よくある質問

ChatGPTの無料版でも、画像の一部だけ直せますか。

OpenAIのヘルプは、ChatGPTの画像機能を全プランで使えると書いており、無料版も対象です。思考機能付きの画像は、Plus・Pro・Businessが対象とされています。無料版は画像の作成にテキストとは別の上限があり、上限に達するとChatGPTが知らせます。無料版のFAQと料金ページには、作れる回数の具体的な数字は書かれていません。2026年9月8日のリリースノートは、Images 2.5の公開にあたって既存の上限は変わらないとしています。

パソコンのブラウザでも、コメントで直す指示を出せますか。

OpenAIのヘルプとリリースノートがコメントの追加を案内しているのは、モバイルアプリです。発表は場所を限らず「画像に直接コメントを置いて編集箇所を明確にできる」と書いており、TechRadarはウェブ版でも[Edit]ボタンからコメントを含む編集の道具を使えたと報じています。配信が段階的に進んでいる可能性があるため、ご自身の画面で確かめてください。デスクトップアプリでは、OpenAIの解説サイト「ChatGPT Learn」が、生成した画像にコメントを付けて直す使い方を案内しています。

選んだ範囲の外まで変わってしまいました。どうすればよいですか。

OpenAIのヘルプ自身が、ハイライトの範囲は必ずしも正確ではなく、選んだ範囲の外にも編集が及ぶ場合があると書いています。1回に直す所を1か所に絞り、変えない部分も言葉で添えてください。作った画像は[画像]に自動で保存されるので、前の版と見比べて、良いほうを[保存]で手元に残してから次の修正に進むと安心です。

作ったチラシを、そのまま印刷会社に出せますか。

出す前に2つ確かめてください。1つは文字で、電話番号・住所・日付・価格を原本と照らし合わせます。OpenAIの開発者向けガイドも、文字の正確な配置と鮮明さに苦労することがあると書いています。もう1つは画素数です。ChatGPTの画像のヘルプには保存される画像の画素数が書かれていないため、保存したファイルで幅と高さを確かめ、印刷会社の入稿条件と照らし合わせます。A4を300dpiで刷る目安は、約2,480×3,508ピクセルです。

仕事の画像をアップロードすると、学習に使われますか。

個人向けのプランでは、内容がモデルの学習に使われることがあります。[設定]の[データコントロール]で学習に使う設定をオフにすると、その後の新しい会話は学習に使われません。一時チャットも学習に使われません。ChatGPT Business、ChatGPT Enterprise、APIは、初期設定で入力と出力を学習に使いません。ただし、学習をオフにしていても、回答に評価を送るとその会話全体が学習に使われることがあります。

参照元・出典

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