2026.04.14 (更新 2026.09.29) · 19分で読める AI導入・戦略

Gemini NotebookLMの料金プラン|無料で使える範囲と、有料との違い

※2026年9月29日更新:NotebookLMは2026年7月に「Gemini Notebook」へ名前が変わり、独立したサービスとして続いています。この記事の「Notebooks」はGeminiアプリの中の入り口のことです。9月時点の公式情報に合わせて直しました。

いまの料金・使える量の上限・9月の新機能は「Gemini Notebookとは|旧NotebookLMの料金・上限・9月の新機能」にまとめています。

「NotebookLMが消える」。2026年4月8日、GoogleがGeminiアプリへのNotebookLM統合を発表したとき、一瞬そんな不安がよぎりました。NotebookLMを日常的に使っている身として、あの「自分だけの図書館」がなくなるのは困る、と。

しかし、蓋を開けてみれば話はまったく逆でした。NotebookLMは消えたのではなく、7.5億人が使うGeminiアプリの中にも「Notebooks」という入り口ができたのです。たとえるなら、町の名店がショッピングモールに支店を出したようなもの。本店はそのまま、でもお客さんの入り口が桁違いに増える。これはNotebookLMにとって、明らかに勝利です。

しかも、入り口が増えただけではありません。Geminiアプリ側では、ノートブックメモリや指示の設定を使いながら資料について話せます。料金プランは無料からUltraまで4つ(Ultraはさらに2段階)に整理され、「誰でも使えるけど、課金でもっと使える」という明快な構造になっています。

この記事では、以下の疑問にすべて答えます。

何が起きたのか――GeminiアプリにNotebooksが加わった

2026年4月8日、Googleは公式ブログで、Geminiアプリに「ノートブック」を加えると発表しました。NotebookLMと同期する入り口で、どちらかで追加した資料はもう一方にも自動で表示されます。提供はGoogle AIの有料プラン(Ultra・Pro・Plus)のWeb版から始まり、無料ユーザーとスマホのアプリには数週間かけて広がりました。

NotebookLMは2023年にGoogleが実験的にリリースしたAIナレッジツールで、PDFやWebページなどのソースをアップロードすると、そのソースだけに基づいてAIが回答してくれるのが特徴でした。Audio Overviews(音声要約)機能で一気に知名度が上がりました。

しかし、NotebookLMには致命的な弱点がありました。「知っている人しか使わない」という問題です。notebooklm.google.comという独立したURLにわざわざアクセスする必要があり、毎日使うGeminiアプリとは別の場所にありました。どれだけ優れたツールでも、入口が狭ければユーザー数には限界があります。

今回の発表は、その問題を解決する一手です。Geminiアプリの月間アクティブユーザーは7.5億人を超えています。そのサイドメニューに「Notebooks」の欄ができ、有料プランから順に使えるようになりました。

背景には、ChatGPTやClaudeが「Projects」で作業空間を広げている競争があります。NotebookLMをGeminiとつなぐことで、汎用チャットとナレッジ管理の二刀流で対抗する狙いです。


NotebookLM + Geminiアプリ Before 📓 NotebookLM 独立アプリ notebooklm.google 知る人ぞ知るツール → 同期 After Gemini App Chat Notebooks ✨ +Web検索 +指示 +Memory Geminiアプリからも使える 本体(現Gemini Notebook)も継続 AI Lab OISHI
NotebookLMは本体を残したまま、Geminiアプリにも入り口ができた。入口が桁違いに広がった

重要なのは、NotebookLM本体が閉鎖されるわけではないという点です。2026年7月16日には「Gemini Notebook」へ名前が変わり、独立した製品として続いています(旧アドレスは notebook.google.com へ自動で転送)。資料から音声・動画の解説やインフォグラフィックを作る「スタジオ」があるのは本体だけで、Geminiアプリのノートブックは「もう一つの入り口」です。NotebookLMの基本的な使い方を知りたい方は「NotebookLM完全ガイド」もあわせてご覧ください。

Notebooksでできること――本体とGeminiアプリの分担

主な機能を5つに分けて整理します。4月に新しく加わったのはGeminiアプリ側の入り口と、そこでのメモリと指示の設定で、動画の解説やインフォグラフィックはそれ以前から本体にある機能です。

1. 資料の取り込み

本体は、Googleドキュメント・スライドやドライブのファイルを以前から取り込めました。いまはPDF、Word・PowerPoint、画像、音声、Webページ、字幕のある公開YouTube動画、EPUBなどに対応しています。GmailのメールはGemini Notebookにも、Geminiアプリのノートブックにも入れられません。

Geminiアプリのノートブックに入れられるのは、端末のファイル、Googleドライブのファイル([アクティビティの保存]がオンのとき)、Webページ、コピーしたテキストです。プランごとにソース数の上限が異なり、Freeプランでは1ノートブックあたり50ソース、AI Ultraでは500ソース(月32,000円の版は600ソース)まで追加可能です。Workspace×Geminiの活用方法も参考にしてください。

2. Video Overviews(Cinematic含む)

Audio Overviews(ポッドキャスト風の音声要約)はNotebookLMの大ヒット機能で、その「映像版」として2025年7月に加わったのがVideo Overviewsです(8月に日本語対応)。ソースの内容をもとに、ナレーション付きの解説動画を自動生成してくれます。作れるのは本体(Gemini Notebook)で、Geminiアプリのノートブックでは作れません。

さらに2026年3月からは、AI Pro以上のプランで「Cinematic Video Overviews」が使えます(英語のみ・18歳以上)。これは単なるスライドショーではなく、アニメーションを使った映像的な解説動画が生成されます。研修資料やプレゼン動画を数分で作れると考えると、その可能性は非常に大きいです。

3. インフォグラフィック(10種類のスタイル)

インフォグラフィックは2025年11月に本体へ加わり、2026年3月からはSketch Note、Professional、Scientific、Kawaii、Animeなど10種類のデザインスタイルから選んで生成できるようになりました(スタイルの選択は18歳以上)。

音声・動画に加えて図でも要点を見られるようになったことで、「この論文の研究プロセスを図にして」「この報告書のデータを1枚にまとめて」といった使い方ができ、レポート作成やプレゼン準備が効率化します。生成されたインフォグラフィックはPNG画像でダウンロードでき、そのまま資料に貼り付けられます。

4. ノートブックメモリ

ノートブックメモリは、Geminiアプリのノートブックでそのノートブックの中で過去に話した内容を、次の回答に生かす機能です。同じノートブックで話を続けるほど、前提を説明し直す手間が減ります。使うには、Geminiアプリの[アクティビティの保存]をオンにしておく必要があります。

たとえば、ある研究プロジェクトのノートブックで先週決めた用語の定義や前提を、今週の質問でもそのまま踏まえて答えてくれます。いわば、自分専用の図書館に、これまでの相談内容を覚えている専属の司書がついたようなものです。

5. カスタム指示(System Instructions)

ノートブックごとに「回答のトーン」「フォーマット」などを指定できます。「常に日本語で回答してください」「箇条書きで簡潔にまとめてください」「初心者向けにかみ砕いて説明してください」といった指示を一度設定すれば、そのノートブックでのすべての回答に適用されます。指示は1冊につき1組で、Gemini NotebookとGeminiアプリの両方で共通です。

ChatGPTのCustom InstructionsやClaudeのSystem Promptに相当する機能がNotebooksにも搭載されたことで、用途ごとにチューニングされたAIアシスタントを複数持てるようになりました。


Notebooks 5つのポイント 🔗 資料の取り込み PDF・ドライブ Web・画像など Gmailは対象外 🎬 Video Overviews 解説動画を 自動生成 本体で作成 📊 インフォ グラフィック 10種類の スタイル 本体で作成 🧠 ノートブック メモリ 過去の会話を 次の回答に 生かす ⚙️ カスタム 指示 トーンや 形式を ノートごと に設定 スタジオの動画・図は本体(Gemini Notebook)で作成 AI Lab OISHI
資料を入れて会話するのは両方で、スタジオでの動画・図への変換は本体で。Geminiアプリ側はメモリと指示で会話を続けやすい

5つを一言でまとめると、資料を入れて会話するのはGeminiアプリでも本体でもでき、スタジオで音声・動画・図に変えるのは本体という分担です。NotebookLM本体の全機能は「NotebookLM完全ガイド」で解説しています。

料金プラン完全比較――Free・Plus・Pro・Ultra

※2026年9月28日更新:料金と上限を、2026年9月27日時点のGoogleの日本向けプランページとGemini Notebookのヘルプの値に直しました。NotebookLMは2026年7月に「Gemini Notebook」へ名前が変わっています。

Notebooksで使える量は、Google AIの料金プランで決まります。たとえるなら、回転寿司のレーンです。無料で基本のネタは楽しめますが、課金すると高級ネタが次々と解放されていく。どこまで課金するかは、使い方次第です。

4プランの概要

項目 Free Google AI Plus(月725円) Google AI Pro(月2,900円) Google AI Ultra(月14,500円〜)
ノートブック数 100 200 500 500
ソース数/ノートブック 50 100 300 500(月32,000円の版は600)
Audio Overviews あり あり あり あり
Video Overviews 通常の動画 通常の動画 Cinematic対応(英語のみ) Cinematic対応(英語のみ)
インフォグラフィック 10種類(18歳以上) 10種類(18歳以上) 10種類(18歳以上) 10種類(18歳以上)
ノートブックメモリ※ あり あり あり あり
カスタム指示 あり あり あり あり
Googleドライブの資料の取り込み※ あり あり あり あり
高度な共有 なし あり あり あり

※ノートブックメモリと、Geminiアプリ内のノートブックへのGoogleドライブの資料の取り込みは、[アクティビティの保存]がオンの場合に使えます。どちらもプランによる差はありません。

どのプランを選ぶべきか

個人利用でまず試したい方はFreeで十分です。100ノートブック・50ソースは、論文リサーチや読書メモなら十分です。Audio Overviewsも無料で使えます。

業務でしっかり使うならGoogle AI Pro(月2,900円)がバランスの良い選択です。1冊300ソースまで入れられ、GeminiアプリとGemini Notebookの使用量上限も無料の4倍になります。英語のCinematic Video Overviewsを作れるのもProからです。

Google AI Ultraは個人向けの最上位で、月14,500円(1冊500ソース)と月32,000円(1冊600ソース)の2段階です。GeminiアプリとGemini Notebookの使用量上限は、それぞれProの5倍と20倍です。会社で使う場合は、UltraではなくGoogle Workspaceの契約が入口になります。


Gemini Notebooks 料金プラン比較 Free 0円 100 ノートブック 50 ソース Audio ✓ Video 基本 Cinematic ✕ メモリ ✓ まず試したい方に AI Plus 725円 200 ノートブック 100 ソース Audio ✓ Video 基本 Cinematic ✕ メモリ ✓ ライトユーザーに BEST VALUE AI Pro 2,900円 500 ノートブック 300 ソース Audio ✓ Video ✓ Cinematic ✓(英語) メモリ ✓ 業務利用に最適 AI Ultra 14,500円〜 500 ノートブック 500〜600 ソース Audio ✓ Video ✓ Cinematic ✓(英語) メモリ ✓ 個人向けの最上位 AI Lab OISHI
業務で使うならAI Proが目安。Ultraは個人向けの最上位で、月14,500円と月32,000円の2段階(2026年9月27日時点)

Geminiの料金プラン全体像については「Geminiアップデートまとめ」でも整理していますので、あわせてご確認ください。

競合比較――ChatGPT Projects・Claude Projects・Perplexity Projects

「ソースを与えてAIに回答させる」ナレッジ管理分野の主要4サービスを比較してみましょう。

ChatGPT Projects

OpenAIのChatGPT Projectsは、会話をプロジェクト単位で整理し、ファイルやカスタム指示を紐づける機能で、無料プランでも使えます。回答のソースはアップロードファイルに限定されず、ChatGPTの知識やWeb検索も回答に混ざります。この点はGeminiアプリのノートブックも同じで、資料だけで答えるのは本体(Gemini Notebook)です。ソースの厳密性という観点では、本体に軍配が上がります。

Claude Projects

AnthropicのClaude Projectsは、プロジェクトごとにファイルとカスタム指示を設定できる機能で、一度に読める量はモデルによって最大100万トークンです。スライドや文書のファイルは作れますが、資料から音声解説や動画解説を作る機能は、確認した範囲では見当たりません。文章の分析と資料作りではClaude、音声・動画の解説ではNotebooksという棲み分けです。三大AIの全体比較は「Gemini・Claude・GPT徹底比較」も参考にしてください。

Perplexity Projects(旧Spaces)

Perplexityの「Spaces」は、2026年8月までに「Projects」へ名前が変わりました。検索の会話、ファイル、指示文を1か所にまとめ、Web検索をベースに深掘りできる作業場所です。リアルタイムのWeb検索に強い一方、個人向けのヘルプには、Webを外して手元の資料だけで答える設定は見当たりません。最新情報の収集にはPerplexity、手持ちの資料の分析にはNotebooksという使い分けが現実的です。

Notebooksの独自性:「ソース限定回答」

4つのサービスを比較してもっとも際立つのは、本体(Gemini Notebook)の「ソース限定回答」の徹底度です。本体では、回答の根拠をユーザーが入れたソースだけに限ります。ただし、Geminiアプリのノートブックでは、ソースに加えてWeb検索なども使うことがあります。資料だけで答えてほしい場面では、本体で質問するのが確実です。

たとえば、法務部門が契約書のレビューにAIを使う場合、「AIが学習データから余計な法律知識を混ぜて回答する」のは困ります。契約書に書かれている内容だけに基づいて回答してほしい。本体の「ソース限定回答」は、まさにそのニーズに応えるものです。


ナレッジ管理AI ポジショニングマップ ソース厳密性 → メディア変換能力 → 低 高 低 高 ChatGPT Projects Claude Projects Perplexity Projects Gemini Notebook 本体(Gemini Notebook)が右上 資料だけで回答×音声・動画に変換 AI Lab OISHI
資料だけで答えることと、音声・動画に変えることの両方を備えるのは本体(Gemini Notebook)。Geminiアプリ内のノートブックはWeb検索も使う

エージェント機能による業務自動化に興味がある方は「AIエージェント導入ガイド」もあわせてどうぞ。

統合後のNotebooksワークフロー

ここからは、Geminiアプリ内でNotebooksを使う流れを見ていきます。


Notebooks 3ステップワークフロー 1 アクセス gemini.google.com → サイドメニュー → Notebooks 既存ノートも表示 (共有分は除く) 2 ソース追加 PDF・文書・音声など URL貼り付け ドライブのファイル ドライブ追加には アクティビティ保存 3 質問 & 出力 チャットで質問 Web検索も併用 スタジオの成果物は 本体で作成 出典を確かめる AI Lab OISHI
Geminiアプリ内での3ステップ操作。チャットへの切り替えはサイドメニュー1クリック

ステップ1:Geminiアプリからのアクセス

gemini.google.comにアクセスすると、左側のサイドメニューに「Notebooks」という項目が新たに追加されています。クリックすると、Notebooksの専用画面に切り替わります。NotebookLM(現Gemini Notebook)で作成済みのノートブックがある場合は、ここに自動で表示されます。ただし、ほかの人と共有しているノートブックは、自分が作ったものでもGeminiアプリには表示されません。データの移行作業は不要です。

ステップ2:ノートブックの作成とソース追加

「新しいノートブック」をクリックしてプロジェクトを作成します。ソースの追加方法は大きく3つです。

ドライブからの追加は本体でも以前からできましたが、Geminiアプリの中で完結するのが便利な点です。

ステップ3:質問・出力の生成

ソースを追加したら、あとはチャット欄に質問を入力するだけです。Geminiアプリのノートブックは、追加したソースをもとにしつつ、必要に応じてWeb検索なども使って回答します。資料だけで答えてほしいときは、本体で質問します。通常のGeminiチャットに戻りたいときは、サイドメニューの「Chat」をクリックするだけ。汎用チャットとナレッジ管理を1つのアプリ内で瞬時に切り替えられるのが、統合の最大のメリットです。

なお、本体の「スタジオ」で作る音声・動画の解説、インフォグラフィック、スライド資料は、Geminiアプリのノートブックからは作れません。本体で同じノートブックを開けば、資料を入れ直さずに作れます(Geminiアプリにも、Canvasなどで音声解説やスライドを作る別の機能はあります)。

本体とGeminiアプリの違い(まとめ)

項目 本体(NotebookLM=現Gemini Notebook) Geminiアプリのノートブック
アクセス先 notebook.google.com(旧 notebooklm.google.com) gemini.google.com → Notebooks
チャット切替 別タブでGeminiを開く サイドメニューで1クリック
ソース追加 ファイル/URL/ドライブ/YouTube ファイル/URL/ドライブ/コピーしたテキスト
回答の根拠 入れたソースだけ ソース+Web検索など
出力形式 テキスト + Audio + Video + インフォグラフィック テキストの回答(スタジオの音声・動画・図は本体で)
パーソナライズ チャットの目標・役割の設定 メモリ + カスタム指示

筆者の見解

ここからは、今回の統合に対する筆者の率直な見解を5つ述べます。

1. Gemini統合はNotebookLMの勝利宣言

NotebookLMは2023年のリリース以来、ずっと「Googleの実験的プロダクト」という位置づけでした。Googleは実験的なサービスを立ち上げては終了させることで有名で、NotebookLMにも「いつかGoogle Graveyardに送られるのでは」という不安がつきまとっていました。

今回の発表は、その不安を払拭するものです。7.5億ユーザーのGeminiとつながったことは、Googleが「実験ではなくコアプロダクトの一部」と宣言したに等しい。7月にはNotebookLM自体も「Gemini Notebook」と名前を変え、独立した製品として続いています。

2. 「ソース限定回答」は業務利用における最強の安全装置

AIの最大の弱点であるハルシネーション(もっともらしい嘘を生成すること)は、業務利用において致命的なリスクです。本体(Gemini Notebook)の「ソース限定回答」は、回答の根拠を常にユーザーが提供したソースに限定することで、ハルシネーションリスクを構造的に低減しています。Geminiアプリのノートブックは Web検索も使うため、この安全装置が効くのは本体で質問したときです。

もちろん、ソースの解釈を誤る可能性はゼロではありませんが、「どのソースのどの部分を参照して回答したか」が明示されるため、検証が容易です。これは法務、医療、金融など、回答の正確性が極めて重要な業界において、大きな安心材料になります。

3. Ultraは「使える量を買う」プランに変わった

この記事を最初に書いた4月、Ultraは月$249.99で、Pro($19.99)の12倍以上の値段でした。いまの日本向けプランページでは、Ultraは月14,500円と月32,000円の2段階です。Pro(月2,900円)と比べると、値段は5倍と約11倍、GeminiアプリとGemini Notebookの使用量上限は5倍と20倍です。上限1倍あたりの月額に直すと、Proと14,500円の版はどちらも2,900円、32,000円の版は1,600円になります。Gemini Notebookも2026年9月2日から同じ仕組みの使用量上限に変わり、Gemini NotebookのヘルプでもUltraの上限はProの5倍と20倍とされています。Notebookだけが目的でも、同じ計算が当てはまります。

つまりいまのUltraは、高い値段でProを安く見せる見せ札ではなく、使う量に合わせて段を選ぶ設計です。Googleも5月に最上位を値下げし、開発者や知識労働者向けの中間の段を新しく設けました。Notebookを毎日のように重く使う人でなければ、まずProで上限に当たるかを見てから考えるのが順番だと考えています。

4. Video Overviewsが教育業界を変える

Audio Overviewsがポッドキャスト風の音声要約で話題になったように、Video Overviewsは「動画教材の自動生成」という形で教育業界に大きなインパクトを与えるでしょう。

Cinematic Video Overviewsがあれば、テキスト資料を入れるだけでプロレベルの解説動画が数分で生成されます(いまは英語のみ)。企業の社内研修、大学のeラーニング、自治体の市民向け説明動画など、活用シーンは計り知れません。

5. ChatGPT Canvas・Claude Projectsへの圧力

Notebooksの統合は、ナレッジ管理AIという分野で競合への圧力を確実に強めます。ChatGPT ProjectsもClaude Projectsも優れたツールですが、資料だけで答える厳密さと、資料から音声・動画の解説を作る機能を両立しているのは、確認した範囲ではNotebookLM本体(Gemini Notebook)だけです。

よくある質問

Q. 既存のNotebookLMのノートブックはどうなりますか?

既存のノートブックはGeminiアプリにも自動で表示されます(ほかの人と共有しているノートブックは除く)。NotebookLM本体も続いており、2026年7月に「Gemini Notebook」へ名前が変わりました。旧アドレスのnotebooklm.google.comはnotebook.google.comへ自動で転送されます。データが消えることはありません。

Q. Gemini無料プランでもNotebooks機能は使えますか?

はい、無料プランでも利用できます。ノートブック100冊・1冊50ソースまでの制限がありますが、Audio Overviewsも無料で使えます。ただし、Cinematic Video OverviewsはGoogle AI Pro(月2,900円)以上が必要で、英語のみです。

Q. NotebookLMとGeminiの通常チャットは何が違いますか?

通常のGeminiチャットはWeb検索と学習データ全体をベースに回答します。一方、NotebookLM本体(現Gemini Notebook)は、ユーザーが入れたソースだけを根拠に回答します。この「ソース限定回答」により、回答の根拠を確かめやすく、ハルシネーション(誤情報の生成)のリスクを抑えやすい点が最大の違いです。なお、Geminiアプリのノートブックは、ソースに加えてWeb検索なども使うことがあります。

Q. 企業での利用はどうなりますか?

会社のアカウント(Google Workspace)では、本体(現Gemini Notebook)がBusiness Starterから標準のサービスとして含まれます。資料や会話は、人が確認したりAIの学習に使ったりしません。管理者は部署ごとのオン・オフや監査ログ(2026年9月〜)を使えますが、データの保存地域の設定は適用されません。Geminiアプリのノートブックは、9月14日から会社のアカウントでも順次使えるようになりました(資料は1冊10件まで)。

まとめ

この記事のポイントを3つにまとめます。

  1. GeminiアプリからNotebookLMのノートブックを使えるように — 本体は残り、7月に「Gemini Notebook」へ改名。スタジオでの音声・動画・図の生成は本体で
  2. 料金は4プラン(Ultraは2段階) — 無料でもノートブック100冊・1冊50ソースが使え、業務利用にはGoogle AI Pro(月2,900円)が目安
  3. 「ソース限定回答」は本体の最大の武器 — Geminiアプリ内ではWeb検索も使うため、資料だけで答えてほしいときは本体で

Notebooksを試すのに一番良いタイミングは、まさに今です。Geminiアプリを開いて、サイドメニューのNotebooksをクリックするだけ。まずは無料プランで、手持ちのPDFや気になるWebページを1つ追加してみてください。「自分専用の図書館司書」が、どれだけ仕事の進め方を変えてくれるか、すぐに実感できるはずです。

参照元

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